オランダ野球特集第4回目は割と小粒なネタの特集です。打者の盗塁を見ていきましょう。
異常に高い盗塁成功率
NPBの場合、リーグ成績を見ると盗塁死1に対して盗塁成功が2くらいの割合になっているものなのですが、今季のオランダHoodftklasseを見てみると盗塁死1に対し、成功が3以上という非常に高い成功率になっていました。(自分でデータ間違えたのかと思いましたが、どうやら合っていそう。)盗塁の評価にはwSBというセイバー系の指標がありまして、超ざっくり言えば『盗塁に1回失敗した場合、2回以上盗塁を成功させてようやく収支がプラマスマイナス”0”ですよ。』という評価方法で、いわゆる”赤星式盗塁”と呼ばれる評価方法に近いものです。早速結果を見てみましょう。
オランダのフル代表やU-23代表クラスで名前の効く選手がランキングに入っていますが、1位にはブレンドリー・マルティーナ(UT/シリコン・ストークス)が輝きました。
打者総合ランキング
打撃(wRAA(対戦相手補正))、守備(RFF守備得点)、盗塁(wSB)と一通りそろったので各ポジションのベストメンバーを見てみようと思います。まずは上位10人のランキングです。(守備位置補正は無しのランキングになります。)
元々2強以外の選手に注目しようという企画でしたが、野手はほとんどネプチューンズかアムステルダム所属の選手で寡占状態となってしまいました。1位はデンゼル・リチャードソン(RF/アムステルダム・パイレーツ)で34.4pts。打撃での貢献度が圧倒的で、オランダリーグで打者No.1の選手と言っていいでしょう。2強以外からはU23代表のマックス・コップス(OF/オーステルハウト・ツインズ)がランクインしています。
ポジション別得点貢献度No.1
これらをポジション別にベストプレイヤーを選出してみました。これまでの結果を踏まえて分かる通り、内野はネプチューンズ、外野はアムステルダムという結果になりました。結局2強の選手は凄いという結果になりました。
次回は最終まとめ編ということで、代表選手を深堀していきたいと思います。
=以上=
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