WBC’23本大会 出場国 選手名鑑=アメリカ合衆国=

アダム・ウェインライト(SP/セントルイス・カーディナルス)

メジャー歴17年のレジェンド右腕。長年の女房役Y・モリーナは、プエルトリコ代表監督でライバルになったが、アメリカ代表でもリアルミュート、W・スミスといずれも世界を代表するキャッチャーが相棒となる。



マイルズ・マイコラス(SP/セントルイス・カーディナルス)

ご存じ元読売のマイコラス。ここ数年不調だったが、昨季は2桁勝利をマークし復調。日本のマスコミは夫人のことをまた記事にしそうだが、それよりも本人の制球力などを特集してほしい。



ブレイディ・シンガー(SP/カンザスシティ・ロイヤルズ)

昨季ブレイクしたロイヤルズの生え抜き投手。武器はシンカーとスライダーのグラウンドボールピッチャーで、侍ジャパンとは当たりたくない相手。



カイル・フリーランド(SP/コロラド・ロッキーズ)

打者天国コロラドで頑張っているグラウンドボールピッチャー。スライダー、カーブ、チェンジアップなどをバランスよく投げる。コロラド出身で、昨季4月に5年総額6450万ドルで契約し、コロラドに骨を埋める勢い。



メリル・ケリー(SP/アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

韓国SKワイバーンズで4年間プレイ後、MLBにカムバック。昨季もダイヤモンドバックスの勝ち頭になる活躍。球速は速い方ではないが、変化球をバランスよく投げる。



ランス・リン(SP/シカゴ・ホワイトソックス)

オールスターにも選出された'21年シーズンからは成績を落としたが、変化球の割合などを変え、防御率4点台は阻止。イメージに似合わず与四球率は良好。昨季は試合中にコーチと喧嘩となり内紛騒ぎに。



ニック・マルティネス(SP/サンディエゴ・パドレス)

日本ハム/福岡ソフトバンクで活躍し、'21年には東京五輪で侍ジャパンと決勝戦で対戦した、ご存じ"マルちゃん"。保険の問題で泣く泣く辞退したクレイトン・カーショウの代替招集。五輪でのリベンジなるか?



ライアン・プレスリー(CL/ヒューストン・アストロズ)

世界一のチームの守護神。All-MLB Teamのセカンドチームの中継ぎとして選出。プレイオフでは無失点だった。回転数の多いスライダーとカーブが武器。



デヴィン・ウィリアムズ(CL/ミルウォーキー・ブルワーズ)

エアベンダーと呼ばれるスクリューのようなチェンジアップは球界最高と呼ばれる。与四球率BB/9が4点台と制球が課題。



ダニエル・バード(CL/コロラド・ロッキーズ)

一度引退した男が20年に電撃復活し、チームのクローザーになり遂にはWBCアメリカ代表入り。高速シンカーとスライダーが武器。従兄弟のジョン・アンドレオリはイタリア代表の常連。



アダム・オッタビーノ(SU/ニューヨーク・メッツ)

´09年にはイタリア代表としてWBCに出場したことのあるベテランリリーバー。昨季は制球に冴え、FIP2点台。メッツでは最多登板とフル活躍。武器は大きく横に曲がるスライダー。




デビッド・ベッドナー(CL/ピッツバーグ・パイレーツ)

パイレーツの守護神。96マイルを超える速球とスプリッター、カーブが武器。奪三振率K/9は12を超えるが、好不調の波あり。



ジェイソン・アダム(RP/タンパベイ・レイズ)

改良されたスライダーを武器に昨季ブレイクした右腕。昨年LGBTを応援するチームキャップを着用拒否し炎上。



ケンドール・グレーブマン(RP/シカゴ・ホワイトソックス)

ホワイトソックスのセットアッパー。高速シンカーを操るグラウンドボールピッチャーで、高いゴロ率を誇る。



ブルックス・レイリー(RP/ニューヨーク・メッツ)

韓国ロッテで5年間先発として活躍した後、'20年からメジャー復帰。昨季はレイズで60登板と活躍。メジャー復帰以降リリーフに回り奪三振が大幅に向上。球速は90マイル前後と速くないが、昨季からスライダーの割合を大きく増加させ、防御率/FIPを大きく改善させた。



J.T.リアルミュート(C/フィラデルフィア・フィリーズ)

攻守走に優れた世界最高の捕手。今季盗塁が21と俊足。リアルミュートがAll-MLB Teamのファーストチームで、W・スミスがセカンドチームで、アメリカ代表のキャッチャーはえげつない。'18年の日米野球でも来日している。



ウィル・スミス(C/ロサンゼルス・ドジャース)

若くして攻守でハイレベルなドジャースの正捕手。捕手の中でも長打率やIsoPはリーグでも上位に入る。守備の指標も高くDRS 7。リアルミュートと共に世界最高峰レベル。



カイル・ヒガシオカ(C/ニューヨーク・ヤンキース)

フレーミング能力に長けたヤンキースの控え捕手。今大会も控え捕手としての起用が濃厚。



ポール・ゴールドシュミット(1B/セントルイス・カーディナルス)

コンスタントに好成績をマークするオールスター6回選出のスーパースター選手。All-MLB Teamのファーストチーム選出。守備もほぼ毎年DRS/UZRでプラスをマーク。前回優勝経験者の1人。昨季は長打率、OPSトップのリーグタイトルを獲得。



ピート・アロンゾ(1B・DH/ニューヨーク・メッツ)

2019年にHR王(53本)と新人王を獲得した長距離砲。守備の良いゴールドシュミットがいるので起用はDHが予想される。昨季はリーグ打点王。愛称は"Polar Bear(シロクマ)"。



ジェフ・マクニール(2B/ニューヨーク・メッツ)

昨季のナ・リーグの首位打者でシルバースラッガー。守備はレフトやライトも守れるが、今大会のアメリカ代表は外野の人材が豊富なので出番は無さそう。



ノーラン・アレナード(3B/セントルイス・カーディナルス)

オールスター選出7回。攻守におけるタイトルは数知れず、世界最高峰の三塁手。All-MLB Teamのセカンドチーム。前回優勝経験者の1人。



トレイ・ターナー(SS/フィラデルフィア・フィリーズ)

オールスター2回選出。'21年の首位打者&盗塁王。All-MLB Teamのファーストチーム選出。今季も27盗塁で失敗3 、wSB3.5と足でも貢献。昨季オフFAだったが、フィラデルフィア・フィリーズと11年総額3億ドルの大型契約を結んだ。




ティム・アンダーソン(SS/シカゴ・ホワイトソックス)

パワーも備えたハイアベレージヒッター。昨季は少ない試合数ながらも打率は3割を超えた。



ボビー・ウィットJr.(SS・3B/カンザスシティ・ロイヤルズ)

'19年のドラフト全体2位のプロスペクトだが、メジャーデビュー年である昨季150試合に出場しいきなりブレイク。ただし、出塁率は低く、守備もこれからで将来枠としての起用か?メジャーで142勝を挙げたボビー・ウィットの息子であり、埼玉西武で活躍したザック・ニールは義理の兄。



カイル・シュワーバー(LF/フィラデルフィア・フィリーズ)

昨季のナ・リーグ本塁打王。打率.218だったが46本のHRをマーク。守備ははっきりと良くない。All-MLB Teamのセカンドチーム。



マイク・トラウト(CF/ロサンゼルス・エンジェルス)

オールスター選出10回、MVP3回獲得した世界最高峰の野球選手。All-MLB Teamのファーストチーム選出。故障がありつつも40本塁打を達成し、試合数119でOPSは.999と脅威。



セドリック・マリンズ(CF/ボルティモア・オリオールズ)

2021シーズンにブレイクしオールスターにも出場。34盗塁はリーグ2位だが失敗も10あり。起用はトラウトの控え、守備固めが予想される。



ムーキー・ベッツ(RF/ロサンゼルス・ドジャース)

オールスター選出6回、2018年のシーズンMVP。All-MLB Teamのファーストチーム選出。昨季はキャリアハイの35本塁打,DRS+15で、シルバースラッガーとゴールデングラブを両方受賞。世界最高峰の外野手の1人。



カイル・タッカー(RF/ヒューストン・アストロズ)

長打に定評のある若手外野手。All-MLB Teamのセカンドチーム。他の選手がスーパースター揃いな中「試合によって先発、代打や代走、守備固めへの待機もあると思うが出場機会はあるだろう」とのコメント。こういう控えも辞さない姿勢の選手が、いざ本番になるとMVP級の活躍をしたりするから国際大会ってのは怖い。




【監督】

マーク・デローサ

{国際試合経験}第2回WBC('09)アメリカ代表

{指導歴}無し

・ベンチコーチ ジェリー・マニュエル、ブライアン・マッキャン

・投手コーチ アンディ・ペティット

・打撃コーチ ケン・グリフィーJr.

・一塁コーチ ルー・コリア―

・三塁コーチ ディノ・エベル

・ブルペン デイブ・リゲッティ


【GM】

トニー・リーギンズ

トラウト招集に成功した第5回WBCの影の立役者。


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