※前回は表の見方について説明し忘れていました。表の上から下の項目になるにつれて選手獲得にかかる費用がだんだん大きくなります。ドラフトや戦力外選手を獲得するのには大きな金額はかかりません。次にトレードですが、トレードされた選手の年俸は基本的に移籍前の年俸を移籍先の球団が払うか、一部移籍元が払う場合があります。日本の場合、大型トレードが少なくなってきているので、FAで選手を獲得するよりは安い場合が多いです。最後に国内FAや国内で実績のある外国人を獲得するケースです。これはお金がかかります。また新・外国人選手を獲得するのも、相場が高いので獲得に要する金額は高額です。
さて、阪神はやはり人気球団だけに選手獲得に積極的な球団です。目立つのはメジャー(海外)から国内に復帰したメンバーが多い点です。福留、西岡、藤川と3名の復帰組がいます。また、国内FAでオリックスから糸井、韓国プロ野球からロサリオを獲得するなど、やはり資金力のある球団だからこそ出来る編成なのかなと思います。
因みに、ドラフトの傾向としては、比較的大学生の指名が多いように見えます。直近3年のドラフト1位は全て大学生です(高山俊(明治大)、大山(白鷗大)、馬場(仙台大))。野手に比べると投手の年俸は少なめで、少し打者寄りの編成状況なのかなと思います。
レッドソックスも大物獲り
上の図を見てもわかりにくいですが、阪神同様レッドソックスも名前のある選手を獲りに行っています。どちらも優勝狙いモードのようです。クレイグ・キンブレル、クリス・セール、デイビッド・プライスといった球界トップクラスの選手を獲得しています。
育成も必要な阪神
両球団とも常に勝利が求められるチームです。レッドソックスは優勝に向けてFAやトレードでビッグネームを積極的に補強し今年勝負をかけに来ています。阪神タイガースの場合(というより日本の球団は)メジャーのように外から獲ってきた選手で球団を短期間で改造することができないので、ドラフトで獲った選手が活躍することが最低限必要になってきます。優勝を狙うためにもドラフト上位で獲得した選手が即戦力として活躍することが求められるので、即戦力になれそうな大学生や社会人の指名が続いたのではないでしょうか。ドラフトで獲った選手の躍進無しに優勝は難しいようです。
以上、今回も当サイトをご覧いただきありがとうございます。次回は広島カープ対ヒューストン・アストロズの比較です。
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