助っ人外国人白書 2018 《中編》

前回に続き助っ人外国人特集です。今回は様々なテーマをアラカルト的にピックアップしていきます。


3.助っ人外国人依存度ランキング

外国人選手は、ドラフトなどと比べて比較的補強しやすい即戦力ですが、彼らがどれだけ活躍できるかも中々読みにくいものです。長年安定した成績を残す外国人選手もいますが、どちらかと言うとそう上手く行かない選手の方が多い印象があります。前年活躍したからと言って、必ずしも翌年も活躍できるとは限りません。外国人戦力への依存度が高いことは、必ずしも戦力が不安定ということではないですが、その球団の1つの特徴として見ることができます。今回外国人戦力の依存度を定量的に測るため、プロ野球各球団の合計WARの中で外国人選手の合計WARがどれだけの割合なのか調査しました。(WARの説明は前回記事もしくはWikipediaを参照ください。)

※WARはDelta HP(https://1point02.jp/op/index.aspx)より。(10/12時点)


外国人依存度ランキングは、WARのランキングと近い順位となりました。ただし、大きく違うのが千葉ロッテと福岡ソフトバンク。ソフトバンクは、デスパイネやグラシアル、ミランダ、モイネロなどキューバ出身選手を中心に外国人選手が活躍しましたが、一方で、柳田選手など日本人選手で大活躍している選手もいるので、相対的に外国人への依存度が低くなっています。

一方で千葉ロッテは逆のパターンで、外国人選手はそこまで活躍した訳ではありませんが、それ以上に日本人選手の活躍が少なかったため、外国人選手への依存度が高くなっています。


4.出身国別ランキング

外国人選手の出身国を見ていきましょう。


球界全体で最も多い出身国は、やはりアメリカ。全体の4割の選手がアメリカ合衆国出身です。続いて多いのがドミニカ共和国で全体の2割。これにキューバ、ベネズエラと旧南米の野球強豪国が続き、上位4カ国で85%を占めています。

これを球団別に見ていきますと、チーム毎にどこの国から選手を獲ってきているか特徴が出てきます。

広島と読売はドミニカ共和国出身の選手が多いようです。広島の場合、ドミニカ共和国にカープアカデミーがあるため、ここから若いドミニカ人選手を輩出しています。広島も読売も、アメリカのメジャーやマイナーリーグを経験した30歳前後のベテラン選手ではなく、20代前半の若いドミニカ人選手を自前で育成することを前提に獲得していて、年俸は割と安く済んでいます。

中日と福岡ソフトバンクは、キューバ人選手が多いことが特徴です。面白いのは、デスパイネのようにキューバ野球リーグから派遣されている未亡命の選手もいれば、ミランダのようにアメリカ経験のある亡命済みの選手もいます。亡命した選手と亡命していない選手が、同じチームでプレーしているという珍しい現象が起きています。

横浜DeNAはベネズエラ出身選手が多いようです。監督のアレックス・ラミレスも、ベネズエラ出身。中心選手のホゼ・ロペス(1B/WAR 0.8)選手もベネズエラ出身で、彼らからの同郷の繋がりがあるのかもしれません。


以上、今回も当サイトを見て頂きありがとうございました。

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