前回のランキング更新以降時間がだいぶ経ったので、暫くぶりにランキングを更新してみようとしたのですが、ふと中国代表の順位が低すぎるんじゃないか?と気になり考察してみました。中国代表は2023年杭州アジア大会のセカンドステージで、侍ジャパン社会人代表に1-0で勝利するという快挙を果たしました。侍ジャパン社会人代表は、時に韓国や台湾のフル代表にも勝利する程の実力を持っています。そんなチームに勝てた中国代表は着実に成長していると言えますが、当サイトのランキングは「リアルな野球ナショナルランキングを作る」ことにこだわっていたため、アジア大会セカンドステージ・グループBの結果は対象外としていました。
しかし考えてみれば『韓国や台湾のプロにも勝ったりする社会人代表って世界でどの位の強さなのだろう?』ということも気になり始めました。そこでプロで構成される日本代表とは別に、社会人代表を別箇に集計し、ランキングを作成することにしました。
また、過去の試合になる毎に年10%ずつ重要度(重み付け)が減衰するような補正を入れていましたが、より更に直近の試合結果を重視させるよう変更を加えました。
前回 今回
2024年 100% 100%
2023年 90% 81%
2022年 80% 64%
2021年 70% 49%
2020年 60% 36%
2019年 50% 25%
2018年 40% 16%
2017年 30% 9%
2016年 20% 4%
2015年 10% 1%
結果は以下の通り。
(考察)
全体的に2023年の第5回WBCの結果に近付いた順位変動が起きています。そして注目すべき侍ジャパン社会人代表は14位!流石にこの順位は高過ぎな印象ですが、バリバリのトッププロを集めた韓国代表相手に杭州アジア大会で接戦を演じていますから、韓国の順位からあまり離れないよう14位という結果が計算されました。
中国代表は27位。前回が30位だったので少しだけランクアップ。WBCで韓国や豪州に大敗を喫していますので、社会人代表に1回勝ったくらいでは劇的な順位変動は生じないということですね。
WBC本戦に出場してない国のトップは変わらず欧州王者のスペイン。2番手がパンアメリカン大会銀メダルのブラジル。この辺りがWBC予選の注目国になるでしょう。
尚、今回初めてランキング入りしたチームが6か国。最上位が43位のリトアニアで、プラハベースボールウィークではスロバキアやオーストリアに勝利しています。
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