前回の記事を書いていて『そもそもマイナーリーグってどうして出来たのだろう?』という疑問が出てきました。現在のマイナーリーグは、メジャー球団のために選手を育成し育てるという目的を持っています。1930年代にその様子をセントルイス・カーディナルスのGMが「トウモロコシのように農場で選手を育てていた」と表現したことから、今もマイナーリーグは『ファーム』と呼ばれています。
マイナーリーグの歴史
現在のマイナーリーグの体制になるまでは色々段階的な経緯があったため、その起源が具体的にいつなのか言及するのは難しい所ですが、少なくともマイナーリーグ球団の前身組織は、今のメジャーリーグを形成するアメリカン・リーグとナショナル・リーグとほぼ同時期に誕生しています。つまり、メジャーリーグが先に発生してから、彼らが選手育成を目的にマイナーリーグ球団を作ったのではなく、元々リーグや球団が存在したところにメジャーとマイナーという上下関係が生まれたという流れなのです。アメリカのマイナーリーグのことを調べると必ず出てくる言葉が『独立採算制』ですが、上記の歴史的な流れを知るとこの言葉はマイナーリーグの特徴を表す言葉としてあまり適切ではないな、と感じます。と言うのは、『独立採算』という言葉はマイナーリーグ球団の会計的な側面をとらえたに過ぎず、もともと最初から組織として独立している訳ですから、わざわざ採算面だけを取り上げる必要はないということです。『独立採算制』という表現は、親球団が2軍3軍チームを含めて運営している日本やアジアのプロ野球の組織構造からみた見方であって、マイナーリーグ球団の関係者やファン辺りからすれば、(確かにMLBに依存した関係ではあるものの)あまりピンと来ない言葉なのではないかなと想像します。
今日のマイナーリーグは、既出のセントルイス・カーディナルスGMであるブランチ・リッキーが、この選手育成システムを開発し成功したことで、他のメジャー球団も追随し一気に発展していきました。他の4大スポーツでも、アメフトNFLにはマイナーリーグはありませんし、バスケNBAも最近Gリーグが人気が出てきましたが、MLBのマイナーリーグのすそ野の広さは特徴的と言えます。では、何故これ程マイナーリーグ球団がたくさん生まれ発展したのでしょうか?
他競技との比較で見えたきたもの
ここで、他の競技と比較してみると理解が深まるかもしれません。例えば、サッカーの場合「サテライトリーグ」や「リザーブチーム」といったチームがあります。これらも選手の育成が目的なので、野球で言うファームと同じ位置づけですね。これらのチームは、同国の3部リーグ辺りで試合をしていますが、全てのクラブチームにこのような「リザーブチーム」がある訳ではありません。サッカーの場合は、リザーブチーム以外にも「期限付き移籍」(いわゆるレンタル移籍)という選択肢もあって、他のクラブチームに選手を貸し出すことができます。身近な例でいうと、日本代表の久保建英選手が本所属のR・マドリ―ドから、同じスペイン1部リーグのマジョルカに期限付きで移籍したケースがあげられます。R・マドリ―もスペイン3部にリザーブチームを保有していますが、よりレベルの高い1部リーグでプレイした方が久保選手によって良いだろうということで、同じラ・リーガの下位クラブであるマジョルカへのレンタル移籍となったそうです。対して、久保選手の移籍先マジョルカからすると、移籍金を払わず戦力を補強できるといった利点があります。また、野球のマイナーリーグやサッカーのリザーブチームが専ら『選手育成』という目的を有して存在しているのに対して、サッカーの場合は、選手のレンタル移籍先のチームは『選手育成』のために存在している訳ではなく、他のチームとの勝敗を競う存在であるということは重要なポイントです。久保選手の例からすれば、移籍元のR・マドリ―からすればマジョルカで経験を積ませて成長してもらいたいという狙いがあるにしても、移籍先のマジョルカからしてみればラ・リーガで戦う上での”戦力”として久保選手を見ている訳です。久保選手の例は同じリーグ内でのレンタル移籍ですが、最近の日本人選手はビッククラブと契約した後に、ポルトガルなどの欧州中堅リーグにレンタル移籍となるケースが多く、レンタル先のクラブもステップアップした選手の移籍金で生業をしていることから、より育成に比重がかかった形になります。
ところで、張本勲氏が何年か前に「J2は野球でいうと2軍」という誤った発言をし炎上しましたが、そう誤解した原因として考えられるのは「その国のトップリーグではない」という点のみであって、根本的に戦力の編成権限があるJ2のクラブと、メジャー球団が契約した選手を起用しより育成という立場が明確なアメリカのマイナーリーグ球団とでは決定的に存在意義が異なります。
更にもう少し言葉を整理すると、厳密には『マイナーリーグ=ファーム』ではない、ということも触れておかなければなりません。メジャーかマイナーかは1900年前後の頃は、そのリーグや球団に資金力があるか無いかの違いでしかありませんでした。そこに選手育成契約(PDC)という関係が加わったことで、『マイナーリーグ=”選手を育成する”ファーム』という見方が一般的になった訳です。なので、例えば野球のメキシカンリーグは、MLBと選手育成契約(PDC)を結んでおらず、戦力編成権限も独自に持っています。その意味ではメキシカンリーグもメジャーリーグから3A相当のカテゴリーに分類されてしまっていますから、マイナーリーグではあるもののメジャーリーグのファームではありません。
野球の場合、サッカーのように同じ同国トップリーグの球団や海外のクラブチームに育成したい選手を貸し出するようなことはありません。球団自体は別組織ですが、専らマイナー球団と選手育成契約を結んで、自前で選手を育てています。では、それは一体なぜなのでしょうか?
欧州型(オープンリーグ)と米国型(クローズリーグ)の話
その答えを考える上で、この話は避けて通れないでしょう。いわゆる欧州サッカーに代表される欧州型(オープンリーグ)と、アメリカ4大スポーツに代表される米国型(クローズリーグ)には大きな違いがあります。
欧州型は「自由競争」を志向しています。ある程度ルールはあるものの、基本的に球団は選手を自由に獲得できます。リーグもそれに対してあまり介入しません。当然、同じリーグの中でも戦力差が発生するので、毎年のように優勝争いをするビッククラブや昇降格を繰り返すエレベータークラブのようなチームも存在するという状態です。そして、自由に競争をさせる分、「昇格降格」が制度に組み込まれているおかげで、新陳代謝が発生する仕組みになっています。
一方、米国型は「戦力均衡」を志向しています。これはリーグがチーム間の戦力差を是正することで”どちらが勝つか分からないぞ!”という魅力的な展開を生み出すことで、リーグ全体としての集客向上や価値を高めていこうという考え方に基づいています。「ドラフト制度」もこの考え方がベースとなっているます。ドラフト制度はリーグ/球団側に主導権がある訳ですが、欧州ではこれは独禁法に抵触する等の理由のため、基本的にドラフト制度が禁止されています。これは、リーグを1つの運営母体として見るか、チームを1つの運営母体として見るかの違いで、どちらが良い悪いという話でもないのだろうと思います。また、良い悪いという話以前に、「自由競争」と「戦力均衡」の2択ではない、ということです。例えば、サッカーJリーグでは欧州サッカー同様に選手獲得は自由で昇格降格もありますが、放映権などはリーグから分配されますし、うまく「戦力均衡」とのバランスを取ろうという試みが取り入れられています。また本来欧州型のラグビーフランスリーグ”TOP14”では、プロ化以降にサラリーキャップ制が取り入れられています。結局の所、どっちかに偏った結果は良くないということですね。因みに、サッカーの場合裾野が世界中に広がっているため、例えばクラブチームが国際大会で活躍するにはある程度ビッククラブを作り出していかないと、リーグとしての価値が下がってきてしまう、というまた別の事情があることも踏まえておかなければなりません。
マイナーリーグで選手を育てる理由
話を元に戻すとして、なぜサッカーにはレンタル移籍という選択肢があるのに対し、野球は自前で選手を育てるのが主流なのでしょうか?答えは『借り手がつかないだろう』ということ。サッカーの場合、移籍先のクラブは戦力としてレンタルしている選手を見ています。戦力均衡策がとられている野球において、弱い球団と言ってもメジャー球団であることに変わりはありません。育成型レンタル移籍の場合、貸し出そうとする選手はまだメジャーレベルに届かないマイナーレベルの選手であって、戦力が均衡しているメジャーやプロ野球の舞台において戦えるクラスの選手は中々稀な存在です。当然、レンタル移籍先もまだメジャーレベルで通用しない選手を戦力として借りる理由は無い訳です。また、野球は基本的にサッカーのような降格の心配がないので、「タンキング」に代表されるように成績が不振であれば翌年のドラフト指名権を得るために大胆に戦力を落とす、ということも出来てしまうのです。レンタル移籍は移籍元に帰ってしまう可能性が高い訳ですから、それならばドラフトで獲得した自軍の若手選手をメジャーに昇格させて経験を積ませた方がよっぽど長期的なメリットがあるのです。仮にレンタル移籍が実現した場合、プレーオフや優勝を狙う「コンテンダー」球団が借りて回ることは考えられますが、彼らが欲しいのは実績のない若手選手ではなく、戦力として計算ができる実績おなるメジャーリーガーですから、育成段階の選手でレンタル移籍は成立し難いのです。やはり、レンタル移籍は選手の自由競争・自由獲得を前提としている欧州型のスポーツであるからこそ成立しているのであって、米国型の野球の場合、戦力均衡策としてほとんどの選手をドラフト経由で選手を獲得しなければならない以上は、彼らに試合経験を積ませる必要であって、選手を借りてくれる球団が中々無いなら自分たちで試合をする環境を作り選手を育ていくしかない、ということのなのでしょう。
すごく広いアメリカ野球の裾野
同じ米国型のスポーツでも、アメフトNFLやバスケットボールNBAは、MLBと比べるとファーム組織は広くありません。NBAには『Gリーグ(ゲータレード・リーグ)』がありますが、Gリーグ所属の選手は2Way契約の選手を除くと直接NBA球団に契約が結ばれている訳ではありませんから、野球のマイナーリーグとはちょっと違います。野球には20世紀前半から存在する歴史のあるマイナー球団がたくさんあります。これらのマイナー球団は、メジャー球団がよく地元自治体から球場の建設費や使用料の優遇の受けているのと同様のバックアップを受けていることが珍しくありません。例えば、3Aクラスに属するシャーロット・ナイツという球団は、1試合平均9,000人近い集客を誇っています。2014年に公的資金が投入され立地の良いBB&Tボールパークに拠点を移してから、観客数が増加したそうです。やっぱり立地は大事ですね。(因みに扉絵の球場はこのBB&Tボールパークです。これだけの球場がファームというは驚きです。)ファーム球団にも関わらず、その観客数は台湾プロ野球球団は大きく上回り、韓国プロ野球球団並みの集客を記録しています。しかしまぁ、よくスポーツの1つに過ぎない野球のマイナー球団に対し地元自治体がここまで協力しているなぁと思います。日本や他の国であったら中々考えられないことですね。アメリカの地元自治体がこれほどいちプロスポーツ組織(しかもトップではない)をバックアップするのも、それだけ潜在的なファン層からの声や後押しが存在するからこそ、これほど有利な条件を地元自治体から引き出せたのでしょう。
マイナー球団間の競争
選手年俸はメジャー球団が負担、球場使用料も地元バックアップを受けている。日本の独立リーグ関係者からすれば、球団の運営費用の中でも割合の大きい2費目で有利な状況な訳ですから、非常に羨ましい環境かと思います。ただ、ここで忘れていけないのは、マイナー球団間でも”競争原理が働いている”という点です。マイナーリーグの球団は、提携先のメジャー球団が頻繁に変わります。メジャー球団からすれば、育成環境に優れた球団体制や経営手腕、地理的条件など、自らのニーズに合致した球団の方が望ましい訳です。
下のグラフは所属するマイナーリーグのレベル(3A、2A、1A+・・・)と平均観客動員数との関係を表したものです。必ずしも絶対的な関係ではありませんが、1A+より2A、2Aより3Aの方が観客が多い傾向が見られます(相関係数=0.448)。つまり、リーグのレベルが高い方が集客し易いということです。参考までに、フランチャイズしている地元の都市人口が集客に影響を与える影響を調べました(相関係数=0.535)が、これに匹敵するくらい所属リーグレベルというのは重要だと分かりました。高いリーグレベルの方が、メジャーリーガーの予備軍やメジャー経験のあって比較的名前の知れた選手が多くなるわけで、そういった選手を見たいために球場を足を運ぶ。なので、この関係は理屈的にも理解できます。
となると、マイナーリーグ所属球団としては、マイナー最高峰の3A球団を目指したいと考えるのは自然な話です。アメリカの地元自治体としても、”おらが街の球団”がより多く集客できる2Aや3Aの球団になってもらった方が、経済効果が望めてありがたい訳ですから、費用対効果が成り立つならばマイナー球団に協力し易くなります。この関係は、ファーム組織が親球団と独立した関係にないアジアのプロ野球球団には無いものです。例えば、鎌ヶ谷を拠点とする北海道日本ハムファイターズの2軍が、翌年から埼玉西武や千葉ロッテの2軍と交換するようなことはありえない訳です。例えば、本拠地移転を交渉材料により良い条件を引き出す手法は少しネガティブなアプローチであって、前提として集客力がないと武器になりませんが、より高いレベルのリーグを目指すという姿勢はポジティブは交渉材料になります。そして、ある程度地元でエンターテインメントコンテンツとして成り立つ所まで成長してしまえば、この競争原理はメジャー球団⇔マイナー球団⇔地元自治体の間でうまく好循環方向に働いてくれるのだろうと思います。
日本のファーム組織の課題と提言
今回マイナーリーグを研究していく中で、アメリカの野球のすそ野の広さや仕組み,集客力に改めて感嘆したのですが、では彼らを真似すれば同じことが出来るかというとそうでない、事もよくわかりました。
まず、日本ではこれほど自治体が協力してくれることは考えられません。野球以外にも様々なスポーツがある日本において、特定のスポーツに集中するような投資は、公平性が欠けるという指摘が地元住民から来る恐れがあるからです。よほど確定的な費用対効果でもない限り自治体も動けないことでしょう。また一番最初に書いた通り、組織が全然違います。マイナー球団とは言え、もともと独立した組織として100年近い歴史を持ち、ずっと地元に根差してきたチームと同じことをやって同じ結果が得られるとは考えにくいでしょう。
そこで私の意見ですが、もう少しイースタン・リーグ/ウェスタン・リーグをブランディングしてもいいのではないかと思います。やっぱり、アメリカ程の集客は無理にしても、どう考えても今のファームの観客動員数が少なすぎますね。例えば、福岡ソフトバンクホークスなどはアメリカ流の独立採算制を志向し、『タマホーム スタジアム筑後』のファンとの距離が近さに代表されるように1軍との差別化を図った結果、観客動員数もファームの中では1番集客しています。それでも平均2,000強。これはサッカーJ3の中でも真ん中位と同じ人数です。
ホークスはまだファームに力を入れている方ですが、一方でファームにあまり投資をしない(とうより出来ない)球団もある訳です。東京ヤクルトの戸田球場などはプロ野球選手のプレイする球場というには寂しい感じがします。河川敷にあるという立地といい、ヤクルトファンである筆者からすると、タマスタ筑後とまでいかなくとももう少し何とかならないかなと思います。そして、同じファームとは言え、親球団の資金力やファームに対する考え方で、12球団の中でも大きなバラつきがあります。12球団の中でも、ファームの試合でイベントを多く行う球団もあれば、そうでない球団もあります。後者は「ファームは育成が仕事」と考えれば、確かにその方が正論です。ただ、米国型のリーグを1つの運営母体と考えたときに、このバラつきが果たしてどうなのか?と考えると、私はマイナスだと思います。
そこで具体的な提案に移りますが、プロ野球のファーム組織を「欧州型のオープンリーグ」にしてしまってはどうかと考えました。プロ野球の2軍と、3軍&独立リーグのチームを上位リーグ/下位リーグに分けてリーグ戦を行い、そこに昇格&降格をつけてしまうという発想です。2軍(イ・リーグ/ウ・リーグ)で最下位だったチームが3軍リーグに降格します。(現在はイ・リーグ/ウ・リーグどちらもチーム数が奇数なので、初年度の2軍リーグは降格なし、代わりに3軍リーグから昇格をつけるとします。)更に、2軍と3軍両方を有している球団の場合は、この昇格降格の対象外になります。また、ここがポイントなのですが、Jリーグのクラブライセンスのように、昇格に際して球場施設にも一定の条件を課します。
なぜ、このような奇天烈な提案を思いついたかと言うと、1つは独立リーグ再編の意図があります。野球選手がプロ入りするパターンは超ざっくり言うと、最初のチャンスが高卒、次に大卒か社会人、最後に社会人出身、というように20代半ばになってもまだ可能性は残されています。しかし、社会人の野球部が減少する中、それを補完する受け皿として独立リーグの球団がどんどん各地で拡大してきています。しかし、少子化&野球人口の減少で、最後の受け皿である独立リーグのタレント確保がより難しくなっていくことが予想されます。野球人口の減少に歯止めがかからない限り、恐らくどこかで独立リーグのチームの淘汰や再編が避けられないのではないかと考えています。そうなったときに、欧州型のオープンリーグにし競争原理のまま進めてしまった方が、再編の流れに対して早目に資本が集中できるのではないかと考えた次第です。例えば、四国ILの香川やBCリーグの栃木などは、集客の面で比較的良い結果をだしていますし、こういったチームにお金が集まった方が、入団する選手の側からしてもアピールの機会が多いことがよくわかりプラスなのではないかと思います。もちろん、こんなことを書くと現在集客に苦労している球団の関係者やファンから怒られそうですが、これだけ競技人口の減少に歯止めがかからないとなると…、と何事もなく今後も続くとは考えづらいかなぁと・・・。
プロ野球側の視点で見ると、本来ファームでは勝敗を気にせず育成重視の起用ができるはずなのに、もし降格してしまったらレベルの落ちる相手としか対戦ができなくなってしまう訳で、(自分で言っておいて何ですが)無茶苦茶な提案だと思います。でも、勝敗を気にしない起用を続けられるやり方が1つあって、それが3軍チームの創設です。ある意味3軍制導入を推進させるような制度です。3軍が導入されれば、3軍で成長したタレントが2軍に召集されるので、2軍のプレイレベルの維持に繋がります。さらに「昇格に際して球場施設にも一定の条件を課す」という所が問題になるだろうと思いますが、もうこれは強引すぎるやり方だとは分かっていて『2軍とは言えプロなのだから、プロに見合った環境を用意してあげてよ』っていう話です。いやならば3軍リーグに降格です。
現実的ではない提案ではないことは重々承知ですが、感覚的にはプロ野球の2軍って言ったら、サッカーのJ3を少し上回る3~4千人程度の平均観客動員数があっても不思議じゃないはずだと思いますので、今回あえて奇想天外な提案を考えてみました。いずれにしても、集客の意識だったり選手のプレイ環境を揃えてあげたり、NPBの球団が何かしらどこかでお金をかけないと、明るい将来は見えてこないのではないかと思います。
~以上~
[参考文献]
小林至:プロ野球ビジネスのダイバーシティ戦略、PHP研究所、2019年
鈴木透:スポーツ国家アメリカ、中公新書、2018年
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