黄子鵬(SP・RP/楽天モンキーズ)
2022年のCPBL最優秀防御率。2019年の第2回Premier12でも台湾代表に選出されたが登板機会はなし。'21年から先発に転向。サイドスロー投手で奪三振は多くないが与四球が少ない。RFF守備得点+11と、フィールディングも◎。
胡智為(SP/統一ライオンズ)
'19年Premier12台湾代表。2017年-18年にレイズで11登板。'20年末に自由契約となり、'21年シーズンから台湾CPBL統一に移籍。Premier12では、日本戦に登板し3回2/3を1失点。豪州戦には先発し5回を無失点と結果を出した。パナマ戦の先発予定。
江少慶(SP/富邦ガーディアンズ)
2021年から台湾に戻り富邦ガーディアンズでプレイ。防御率4.70と良い成績とは言えないが、'19年のPremier12では、プエルトリコ戦とメキシコ戦の2試合に先発し、11回2/3を3失点に抑え試合を作った。
吳哲源(SP/中信兄弟)
昨年は先発に転向し、11勝1敗で中信の優勝に大きく貢献。RRF守備得点は、+5.5とフィールディングも優秀。
王維中(SP/味全ドラゴンズ)
'(14-17) MLB→('18) 韓国KBO→ ('19) MLB と点々とした後、コロナ禍の影響で台湾CPBLに戻る。新球団の味全ドラゴンズに移籍し、開幕投手を担った。
宋家豪(RP/東北楽天ゴールデンイーグルス)
東北楽天のセットアッパー。速球の最速は153キロ。チェンジアップ、スライダー、ツーシーム、カーブとリリーフとしては球種が豊富。WBCは前回2017年に続いて2回目。前回は豪打のオランダ戦に先発し、4回途中4失点と悔しい結果に。雪辱を果たす機会がきた。
2020年まで千葉ロッテでプレイ。主にリリーフとして活躍したが、台湾楽天に移籍した後は、リリーフと先発とでプレイ。第2回Premier12ではリリーフで登板。アメリカや韓国などの強豪国と対戦し、5試合で無失点で大会を終える活躍。
2021年のCPBL新人王。最速157キロ。2021年から成績は下がったものの、防御率2.86で20セーブと十分な活躍。奪三振能力が高い。個人的に推しメン。
元阪神タイガース。日本では1軍での登板なし。’21年に台湾CPBL中信に復帰し、昨年からリリーフに転向。20セーブをマークした。
陳禹勳(RP/楽天モンキーズ)
2022 CPBL最優秀中継ぎ。’19年Premier12では、日本戦含む3試合に登板。日本戦では最後の投手として登板したが、2/3回を1失点と攻略された。
李振昌(RP/中信兄弟)
C.C.リーとして、2016年に埼玉西武ライオンズに所属。WBCには2009年の第2回大会以来の参加。
昨年は18先発を含む23試合に登板し、防御率2.69とキャリアハイの成績。
鄧愷威(SP/サンフランシスコ・ジャイアンツ(2A))
マイナー2Aでの防御率5.22と苦戦。K%は27.2%と優秀なだけに、制球の方を改善したい。
吉力吉撈・鞏冠(C/味全ドラゴンズ)
台湾原住民のパイワン族の出身で、名前は「ジリジラウ・コンクアン」と読む。大学卒業後渡米し、2020年までに最高3Aまで昇格したが、メジャー出場はならず。コロナ禍をきっかけに台湾CPBLに復帰。昨年は本塁打14本で、林立と同数だったが打数の少ない吉力吉撈が本塁打王に輝いた。
'19年'21年のゴールデングラブ賞受賞。昨年は打率/長打率が悪化し、それまで6割台後半だったOPSが.551に。守備での活躍が期待される。
'19年第2回Permier12代表で、韓国戦でタイムリーを放った勝利の立役者。ルーキーイヤー以降は、打率2割3分前後、OPSも6割前半である意味安定している。
張育成(1B・2B・3B・SS/ボストン・レッドソックス)
台湾原住民のアミ族出身。兄は富邦所属の張進德。'19年にクリーブランドからメジャーデビュー。昨シーズンまで通算196試合に出場し打率.213、OPS .639。昨年は3度のDFAを受けながらも、4球団目のボストン・レッドソックスと今季単年でのメジャー契約を結ぶことができた。内野全ポジションで出場するユーティリティインフィールダー。
内野のポジションを3つ守れるユーティリティ性が◎。UZRとしてはファーストかサードのコーナーポジションがベター。選球眼がよく打率は低いが出塁率が高い。ストレートには強いが、変化球に対しては打率が2割を切っている。
范國宸(1B・3B/富邦ガーディアンズ)
打率は3年振りの3割には届かずも打率.293で、攻撃にプラスをもたらしてくれそう。さらにRRF守備得点は+9と守備の貢献度も期待できる。
惜しくも三冠王を逃したがCPBLのNo.1バッター。王柏融が来日したころと比べて打高が是正された今のCPBLで、これだけの成績が残せていることは興味深く、是非NPBでも見てみたい選手。守備はRRF守備得点で+4と悪くない。
王威晨(3B/中信兄弟)
巧みなバットコントロールで5年連続で打率3割をマーク。2018年は盗塁王に輝き、同年オフの侍ジャパンとの強化試合では、甲斐拓也との盗塁対決が実現したが、甲斐キャノンに軍配があがった。Premier12ではサードでベストナインにも選ばれている。外野手の陳晨威と名前が似ているので注意。
林子偉(SS・2B/ロングアイランド・ダックス(米Atlrantic League))
台湾原住民ブヌン族出身。2022年はマイナーでプレイも8月に自由契約に。その後は米独立Atlantic Leagueでプレイした後、オフには豪州ABLでもプレイ。
守備力の高い遊撃手。RRF守備得点は+14。打率も3割を超えOPSは.808と、攻撃力と守備力の両方を備えもつ。
パイレーツ傘下。若い頃にリレーなど短距離陸上競技で入賞していたりするらしく身体能力が高そう。'21-22シーズンのコロンビアWLに傘下し、そのままカリビアンシリーズにまでコロンビア代表として傘下。今オフはプエルトリコWLにも出場。
王柏融(LF/北海道日本ハムファイターズ(育成))
来日5年目。台湾No.1の四割打者の触れ込みで来日した大王だが、昨季1軍出場はわずか15試合。2軍では通用するも1軍で結果が出ていない。何とか育成に踏みとどまることが出来たが、今季こそ崖っぷちの正念場。
陳晨威(CF/楽天モンキーズ)
2019年のCPBL新人王で、昨シーズンの盗塁王。2022年は自身キャリアハイの成績を残し打率も3割を超えた。wSBは+4.5 (盗塁 38に対し盗塁し 7)
岡山共生高校出身。元は遊撃手だったが、外野にコンバート。三振が少なく、打撃成績は優秀だが、RRF守備得点のスタッツが-14は不安要素。
センターの守備はRRF守備得点+19とセンター守備では圧倒的。打率は3割を超えているがパワーに乏しく、長打率が低いためOPSも7割を切っている。
成晉(RF/楽天モンキーズ)
三振が少なく打率3割を残すアベレージヒッタータイプ。ちなみにプロで初本塁打を打った相手が潘威倫。
【監督】
林岳平
{国際試合経験}
(選手として)'09WBC第2回台湾代表、'02,'06 アジア競技大会
{指導歴}統一ライオンズ監督
・ベンチコーチ高志綱
・投手コーチ 許銘傑
・打撃コーチ 彭政閔
・一塁コーチ 張建銘
・三塁コーチ 陳江和
・ブルペン 王建民
【GM】
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