WBC’23本大会 出場国 選手名鑑=キューバ=

ジャリエル・ロドリゲス(SP・RP/中日ドラゴンズ)

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オランダ戦で先発予定。昨年はリリーフ転向で球速が増し、防御率1点台と最優秀中継ぎのタイトルを獲得したが、元はキューバ代表でも先発を任されており、先発ローテを担う。昨年のNPBでの活躍を考えれば、メジャーの打線とも十分に戦える戦力。



ロエニス・エリアス(SP/シカゴ・カブス(3A))

2010年に亡命。'14年から'19年までの6年間メジャーでプレイし、以降はトミー・ジョン手術でプレイがなかったが昨年3年振りのメジャー復帰。速球の他にチェンジアップとカーブを投げる。チェンジアップはPitch Valueプラス評価で武器となりそう。




エリアン・レイバ(SP/楽天モンキーズ(CPBL))

ここ数年はメキシカンリーグでプレイ。特にメキシコウィンターリーグの活躍は防御率2.44と優秀。今季は活躍が認められ、台湾・楽天と契約。2020年にはイタリア・ボローニャでもプレイした。



ロナルド・ボラーニョス(SP・RP/カンザスシティ・ロイヤルズ(3A))

’21年にメジャーデビュー。昨季もメジャーで8試合に登板したが、通算でも11試合しかなく、メジャーリーガーの1歩手前な状態。平均球速は93-94マイルで決して速い方ではないが、シンカー、スライダーの割合が多く、ゴロで打たせて取るタイプ。



カルロス・ヴィエラ(SP/サルティーヨ・サラペメーカーズ(MEX))

キューバ野球連盟から派遣されメキシカンリーグでプレイ。奪三振率はあまり高くなく、他の海外組と比べると序列は落ちそう。カナダとは相性が悪く、’19年第2回Premier12ではカナダ戦に先発し、5回1/3を1失点と好投も負け投手となり、'21年の東京五輪でもカナダ戦に先発し2/3回3失点と攻略され負け投手に。そのあとリリーフした、ジャリエルやモイネロまで打たれ、悪い流れを伝搬した感じに。汚名返上と行きたい。



ナイケル・クルーズ(SP/ココドゥリロス・デ・マタンサス(CUB))

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キューバ国内組の中での有望株。U-23代表ではエース格でストレートとカーブが武器。四球が多く制球力が課題。



リバン・モイネロ(CL/福岡ソフトバンクホークス)

NPB最高峰のセットアッパー。奪三振率K%は43.1%とプロ野球において異次元のレベルだが、信じられないことに'19年のPremier12、'21年の東京五輪アメリカ予選では、合計6イニングで4失点と大苦戦。WBCでは名誉挽回といきたい。



ライデル・マルティネス(CL/中日ドラゴンズ)

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NPB最強クローザーの1人。Max160kmのストレートは被打率.133。今すぐにでもメジャーで活躍できる投手。その割に球種も多く、落ちるボールの他、右打者にはスライダー、左打者にはツーシームを投じる。




オネルキ・ガルシア(SP・RP/ユカタン・ライオンズ(MEX))

元中日、阪神。阪神退団後の’21年は、台湾CPBL中信と契約する予定だったが、開幕前のメディカルチェックで、肩と肘の故障が見つかり解雇。'22年はメキシカンリーグでプレイも厳しい結果に。



ヨエニス・イエラ(SP/タバスコ・キャトルメン(MEX))

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キューバ連盟からの派遣され、メキシコを中心にプレイする左腕投手。超打高のメキシカンリーグにおいて、この防御率は相当優秀な部類に入るが、徐々に奪三振率の低下と四球の増加しているのが懸念点。



ホセ・ロドリゲス(SP/ガナデロス・デ・カマグエイ(CUB))

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キューバ国内で長らくプレイする29歳の中堅投手。三振が取れるタイプではなく、味方の守備に左右される要素が多分にありそう。




ミゲル・ロメロ(RP/オークランド・アスレチックス(3A))

オークランドの元プロスペクト。'17年に亡命。GB率が高い。



フランク・アルバレス(RP/中日ドラゴンズ(育成))

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中日所属のキューバ代表プロスペクト。ストレートは140キロ台後半。まだ日本では2軍での出場機会は少ない。



イェウディス・レイエス(RP/インディオス・デ・グアンタナモ(CUB))

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奪三振は少なく与四球もそこそこ多く、防御率よりもFIPの方が悪くなりやすそうなリリーバー。



アリエル・マルティネス(C・LF/北海道日本ハムファイターズ)

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NPB所属では珍しい外国人捕手。今季から日本ハムに移籍。昨年は落ちる系のボールが打てるようになり成績が改善。ただし、150km以上の速球の打率が悪いため、準々決勝辺りから対戦相手のストレートも早くなり、そこが課題か。奥さんはモデル。



ロレンゾ・キンターナ(C/FA)

キューバから亡命後、2018年からMLB傘下でプレイ。オフにはドミニカWLでプレイ。




アンドリュー・ペレス(C/ココドゥリロス・デ・マタンサス(CUB))

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22歳の若手有望株。盗塁阻止や後逸抑止などを評価するRRF守備得点は+2とプラス評価。




ヤディル・ドレイク(1B・LF/ユカタン・ライオンズ(MEX))

2017年には北海道日本ハムファイターズでプレイ。日本を去ってからはメキシコしているが、守備の評価も高くRRF守備得点は、ファーストで+4、レフトで+8とどちらを守らせてもプラスを出せている。



アンディ・イバニェス(2B・3B/デトロイト・タイガーズ(NRI))

亡命前の2013年にはWBCキューバ代表として出場。翌年亡命しレンジャースと契約。'21年にメジャーデビューを果たした。内野は複数のポジションを守れるが、セカンドが定位置になりそう。




ダヤン・ガルシア(2B・3B/カサドレス・デ・アルテミサ(CUB))

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キューバ国内での成績は優秀。三振の非常に少ない打者。セカンドかサードの控えを予想。



ヤディル・ムヒカ(2B・3B/ココドゥリロス・デ・マタンサス(CUB))

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38歳のベテラン打者。パワーはないが、三振が少なく率を残すタイプ。2014年には台湾の社会人リーグに所属したこともある。強化試合ではセカンドとサードで起用されているが、RRF守備得点を見るとサードの方がよさそう。



ヨアン・モンカダ(3B/シカゴ・ホワイトソックス)

ボストンの元トッププロスペクトのスイッチヒッター。2014年にグアテマラに亡命し、ボストン経てしばらくホワイトソックスでプレイした。昨年は打率.212、OPS.626とキャリアワーストに近いレベル。



エリズベル・アルエバルエナ(SS・3B/ココドゥリロス・デ・マタンサス)

WBCには亡命前の2013年第3回大会に出場。名前の文字数が多いため、同大会ではユニフォーム背中の名前がプチ話題となった。'19年にキューバリーグ復帰を果たし、亡命した選手のキューバ国内リーグ復帰第1号となった。SSとしての守備力は高く、RRF守備得点でもSSで+8をマークしている。



ルイス・マテオ(SS・2B/エレファンテス・デ・シエンフエーゴス(CUB))

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キューバリーグのシエンフエーゴスでプレイ。3年連続打率3割をマークしており、パワーはないが出塁能力に長ける。



アルフレド・デスパイネ(DH・LF/FA)

亡命していない選手の中では実績No.1のレジェンド。今回WBC出場は5回目。近年ケガや故障の影響で出場試合数は減少してきており、オフには自由契約となってしまったが、昨年のソフトバンクでの成績は、打率やOPSはそこまで悪い訳ではなく、コンディションが良ければまだ活躍できそう。



ユリスベル・グラシアル(LF・3B/FA)

デスパイネ同様、昨年ソフトバンクを自由契約に。昨年の成績を見ると、長打力の低下が懸念される。WBCには2大会連続出場。2019年のPremier12では3試合で無安打に終わり、打線のストッパーに。本戦に向けてのコンディショニングがカギを握りそう。


ルイス・ロバートJr.(CF/シカゴ・ホワイトソックス)

身体能力は高いが、昨年は故障でブレイクせず。守備もDRS - 4と期待値の高さと比較すると残念な結果だった。今シーズンから名前にJrを付ける。



ロエル・サントス(CF/タバスコ・キャトルメン(MEX))

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元千葉ロッテマリーンズ。ソフトボールのような走り打ちが特徴。野球連盟からの派遣歴が長く、カナダ、メキシコ、コロンビアなど、様々な国でプレイした。センターでのRRF守備得点は+8と優秀。昨年はメキシカンリーグで68試合ながらも打率4割と、超打高を差し引いても評価できる結果を残している。三振が少なく選球眼もよいので、MLB換算の数値もメジャー平均並みのOPSとなった。



ヨエルキス・ギベルト(CF・RF/アビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバ(CUB))

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キューバ代表常連の外野手。メキシコWLなどで派遣歴があり、昨年はフロンティアリーグなどでもプレイした。キューバエリートリーグでのRRF守備得点は+7と、サントス同様優秀な値。




【監督】 アルマンド・ヨンソン

{国際試合経験}(選手として)(監督として)

{指導歴}

・ベンチコーチ  German Mesa

・投手コーチ   Jose Elosegui、Pedro Luis Lazo

・打撃コーチ   Orestes Kindelan

・一塁コーチ   Armando Ferrer

・三塁コーチ           Rafael Munoz

【GM】


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