エラスモ・ラミレス(SP・RP/ワシントン・ナショナルズ)
ニカラグア生まれだが、12歳時にエルサルバドルに移住するという生い立ち。メジャー歴11年のベテラン投手。2012年開催のWBC予選にもニカラグア代表として参加したが、惜しくも本戦出場ならず。'18年には日米野球で来日。第6戦では2番手で登板し5回をヒット2本、7三振と好投した。メジャーでは主にリリーフ。カッターとシンカーが主体で、近年球速も93マイル近くと速くなってきている。
JCラミレス(SP・RP/FA)
メジャー歴6年。同国出身の元メジャーリーガー。’21年には台湾CPBL富邦ガーディアンズでもプレイ。'13年WBC予選ニカラグア代表として出場。’22年はミネソタ3Aでプレイしていたが、7月にリリース。その後はベネズエラのウィンターリーグに参加し、そのままカリビアンシリーズにも参加し先発を担った。変化球はカーブとスライダー。
カルロス・ロドリゲス(SP/ミルウォーキー・ブルワーズ(1A+))
ブルワーズのプロスペクト。20-80スケールでスライダーとチェンジアップが55とまずまずの評価。フライボールタイプ。初戦のプエルトリコ戦で先発予定。
ロナルド・メドラーノ(SP/カンザスシティ・ロイヤルズ(2A))
’21-22年のニカラグアウィンターリーグで活躍。その活躍が認められて、スペインのテネリフェに活躍の場を移し、同年のスペインリーグ(SBL)でNo.1先発投手に輝いた。WBC予選にもスペイン代表として出場。スペイン連盟からの代表入りオファーに対しては「ニカラグア代表に呼ばれたことがないから」と快諾したが、今回はニカラグア代表の編成から声がかかり代表入り。予選で敗退したがニカラグア代表として本戦出場することになった。さらに今年2月には、ロイヤルズから声がかかりマイナー契約。
オスマン・グティエレス(SP・RP/FA)
'17WBC予選、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。'22年春先は国内リーグでプレイも、途中からカナダのトロワリヴィエール・エーグルスに移籍。
ジョナサン・ロアイシガ(RP/ニューヨーク・ヤンキース)
ヤンキースの主力リリーバー。'16年開催のWBC予選にも参加したが、こちらも本戦出場ならず。98マイルの高速シンカーと87マイルのカーブが武器。さらにチェンジアップも投げる。GB/FBは2.64とフライを打たせず、被本塁打が少ない。ファミリーネームが発音し難いため、「ジョニー・ラザーニャ」と呼ばれるが、もはやそれだと誰だかわからない。
ケヴィン・ガデア(RP/レオン)
'17WBC予選ニカラグア代表。’22年シーズンは途中までNYメッツ傘下2Aクラスでプレイも、成績が芳しくなくリリース。WBC予選直前のホンジュラスとの強化試合でも先発登板。
ロ二エル・ラウデス(RP/ヨーク・レボリューション(米Atlantic League))
'17年の中米競技大会でニカラグア代表入り。同大会では開幕戦のエルサルバドル戦に登板。
ロドニー・テオフィル(SP/ワシントン・ナショナルズ(1A+))
ナショナルズ傘下で'22年に1Aから1A+に昇格。与四球多め。チェスラー・カスバートの母親側のいとこ。
レオ・クロフォード(SP/リバス)
'17WBC予選ニカラグア代表。’21年U-23W杯ニカラグア代表。マイナーでは最高2Aまで経験。与四球が多いのが難点。
フィデンシオ・フローレス(RP/リバス)
2018年の中米競技大会に出場し3試合に登板で防御率は2.46だった。その後2019年のパンアメリカン競技大会にも出場。
カルロス・テラー(SP/リバス)
’13,'17WBC予選、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。他にも中米近辺の競技大会に多数参戦している代表常連選手。
ジュニオール・テレス(RP・SP/レオン)
'17WBC予選、’19年のパンアメリカン競技大会、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。
母国やベネズエラのウィンターリーグを中心にプレイ。奪三振はかなり低く、与四球も少ない訳ではないので、WBCではちょっと厳しい感じ。
ディルマー・メヒア(SP/FA)
世代別の代表に選出されていたが、東京五輪アメリカ大陸予選でフル代表に選出。プエルトリコ戦で先発したが、1回2/3を5失点とノックアウトされた。WBCの舞台での雪辱を期す。
ドゥケ・ヘバート(RP/エステリ)
WBC本戦からの招集メンバー。ニカラグアWLでは15試合で防御率5.40とイマイチ。
ロドルフォ・ボーン(C/エステリ)
'22年はサンフランシスコ・ジャイアンツ1A+でプレイも同年8月にリリース。
メルビン・ノボア(C/ネットゥーノ1945(ITA))
'17WBC予選、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。’22年はイタリアのネットゥーノでプレイ。母国のウィンターリーグでのプレイしたが、イタリアでは試合数29試合とほぼ同じ条件で、打率.244/OPS.758と似通った結果からすると、イタリアとニカラグアWLは実は同じくらいのレベル(僅差でイタリアが上?)なのかもしれない。
チェスラー・カスバート(1B・3B/リバス)
'13WBC予選ニカラグア代表。メジャーで6年プレイ。国際大会でもニカラグア代表の四番を務めるなど代表チームへの貢献度も大きく、全体的に小粒な打者が多い同国にとって無くてはならない存在。
エリアン・ミランダ(1B・3B/FA)
U-23W杯ニカラグア代表。同大会では 8 試合で打率.300/長打率 .750と活躍。2023年2月には、中米カリブ競技大会の中米予選にも出場。 4 試合で 打率.278/長打率.722 と大会オールスター一塁手にも選出された。昨季途中までアリゾナ傘下でプレイも、6月でリリース。カスバ―との起用ポジションがファーストなら控えでの起用が濃厚。
アレックス・ブランディーノ(2B・3B/FA)
ニカラグア系アメリカ人でスタンフォード大学出身の秀才。メジャー歴3年で、’21年はメジャーで43試合に出場も、昨季は3Aでプレイ。打撃は期待できないが、守備の評価は結構よい。投手陣に奪三振率が高い投手が少ないので、レイトンと堅固な守備でカバーしアップセットを狙いたい。
’19年のパンアメリカン競技大会、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。’21年U-23W杯ニカラグア代表。
ミルカー・ペレス(3B/シアトル・マリナーズ(1A))
’21年U-23W杯ニカラグア代表。マリナーズ傘下のプロスペクトで、20-80スケールでの評価だとスピード以外はまずまず。今大会のニカラグア代表で注目の1人。
ブランドン・スティーブン・レイトン(SS・2B/シンシナティ・レッズ(3A))
東京五輪アメリカ予選ニカラグア代表。'22年シーズンのスタートは1Aだったが、9月に1A+に昇格すると、2A、3Aと同月中に3レベルも急昇格した。しかし、急激なレベルアップに打撃は追いつかず。ただし、2B,3Bの守備指標RFFは優秀。ブランディーノと強力な二遊間を作りたい。
イヴァン・マリン(SS/リバス)
小柄ながら代表常連に定着した遊撃手。'88年生まれで結構年が行っている。'17-19年の3年間はAmerican Associationのリンカーン・ソルトドッグスでプレイ。現在はニカラグアWLのリバスがプレイの中心。
ドワイト・ブリットン(LF・DH/レオン)
ニカラグアのコーン島出身。'13,'17WBC予選、’19年のパンアメリカン競技大会、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。予選に同じく起用としてはDHの予想。WBCや五輪予選だけでなく、パンアメリカン大会、中米競技大会など様々な国際大会に出場しているが、彼の父親もニカラグア代表だった。
ノーランド・ヴァレ(LF・RF/チナンデガ)
’19年のパンアメリカン競技大会ニカラグア代表。同大会では、カナダ代表のフィリップ・オーモントからヒットを放った。現在のプレイの中心は同国ウィンターリーグ。三振が少ないタイプ。
イサーク・ベナード(CF/リバス)
19年のパンアメリカン競技大会、東京五輪アメリカ予選のニカラグア代表。同国を代表するメジャーリーガー、マービン・べナードの息子。'22年は米独立フロンティアリーグで好調。'23年2月には中米カリブ競技大会の中米予選で活躍し、S・ベルムンデスとともにオールスターチームの外野手に選出された。
ホアン・モンテス(CF/エステリ)
グアテマラ出身。2014 年と2017年の中米カリブ海競技大会ではグアテマラ代表としても出場したことがある。写真にはないが紳士みたいな髭がトレードマーク。
サンディ・ベルムンデス(RF/エステリ)
2016年にU-23ニカラグア代表出場歴あり。予選に続いての選出。'23年2月には中米カリブ競技大会の中米予選で活躍し、オールスターチームの外野手に選出された。
ウィリアム・バスケス(1B・2B・LF/リバス)
ベネズエラ出身のベテラン選手。イタリア、サンマリノでのプレイが長く、他にもオランダHCAWや、ベネズエラのWLでのプレイ経験もあり。
【監督】
当初WBC予選はべナード監督の予定だったが家庭の事情でグイド監督に交代。WBC本戦でもそのまま指揮を執る。
{指導歴}
・ベンチコーチ Julio Sanchez
・投手コーチ Jorge De Paula、Cairo Murillo
・打撃コーチ Luis Alen
・一塁コーチ Jenrry Roa
・三塁コーチ Franklin Lopez
【実質GM?】
Nemesio Porras (FENIBA 会長)
0コメント