プロ野球に参戦したらシリーズ~MLB屈指の3,4番を擁するカナダ代表~

 WBCのカナダ代表と言われると、侍ジャパンと対戦経験がないので印象が無い人がほとんどだと思いますが、ベストメンバーが揃えばどこの国とも戦えるだけの戦力を持っています。しかし、ここで“ベストメンバーが揃えば”という所が厄介な所でして、カナダ代表は年々ベストメンバーが揃い難くなってきています。


選手集めに苦労するカナダ代表

 実はカナダ代表、WBC全大会を通してアメリカ代表と同組でした。更には、アメリカだけでなくドミニカ共和国、メキシコなど中南米の強豪国とも同組で、かなり組合せに恵まれていない感があります。(因みにカナダ代表がここまで組合せに恵まれない理由は、“大人の都合”と関係していまして、詳しくはこちらの記事を参照ください。)


【WBCカナダ代表の第1ラウンド対戦国】

第1回 アメリカ、メキシコ、南アフリカ

第2回 アメリカ、(ベネズエラ※)、イタリア

第3回 アメリカ、メキシコ、イタリア

第4回 アメリカ、ドミニカ共和国、コロンビア

※第2回の1次ラウンドは、ダブルエリミネーション制のためベネズエラとは対戦せず敗退。


特に第4回WBCでは、アメリカ,ドミニカという、侍ジャパンでさえ1次ラウンドを勝ち抜くのが難しそうなグループに入ってしまいました。こうなると、シーズンを優先する選手も増えてきまして、最後はライアン・デンプスターやエリック・ガニエという引退して久しい往年のメジャーリーガーがマウンドに立つ展開に…。予選からの出場だったコロンビア代表にも敗れ、次回第5回WBCは予選からのスタートとなります。組合せに恵まれないのはかなり可哀想な感じがあります。


メジャー屈指の大砲2挺を擁するカナダ打線

 カナダ代表は第1回WBCからメジャーオールスタークラスのバッターを2人以上揃えていました。第1回と第2回は、ジェイソン・ベイ(元ピッツバーグ・パイレーツ)、ジャスティン・モルノー(元ミネソタ・ツインズ)。第3回はモルノーに、ジョーイ・ボットー(現シンシナティ・レッズ)が加わりました。第4回はボットーが辞退してしまったため、長距離砲はフレディ・フリーマン(アトランタ・ブレーブス)の1挺のみでしたが、ボットーとフリーマンの2人が揃えば、どの対戦国にとっても危険なクリーンナップが完成します。(特にボットーは現役メジャーリーガーの中でも特にトップクラスのバッターです。ご存知ない方は『ジョーイ・ボットーのWikipedia』で、彼の成績を見て頂けば凄さが分かって頂けるはずです。)ただし、守備位置が二人ともファーストで重なるため、フリーマンをDHか昨季起用のあったサードで起用する必要があります。ここは少し懸念材料でしょうか…。

 

投手陣は層の薄さが・・・

 一方で投手陣です。メジャーで実績のある選手には、先発でジェイムス・パクストン(シアトル・マリナーズ)がいますが、パクストン以外はメジャーでもなかなか成績が安定していない選手やメジャー昇格or定着前の若手投手が主体という印象です。どうしても野手陣と比べると、投手の方は層が薄く見えてしまいます※。

 ※なお、現在オリックスで大活躍中のアンドリュー・アルバースがいますが、正直すると思ってなかったためメンバーに入れていませんでした。参考情報ですが、アルバースの昨シーズンのMLB及び3Aの成績から、NPBでの成績を予測すると『防御率2.87、FIP3.23』でした。彼がローテーションに入れば、大分先発陣が底上げされると思います。


 因みに話はずれますが、やはり地元ということでトロント・ブルージェイズ所属の選手が多いですね。


野手の穴はセカンドとショート

 それではカナダ代表がプロ野球に参加した場合に、どのような成績にあるか試算してみました。まずは打線です。カナダ代表の野手陣を見るとファースト/サード、レフト/ライトを守れる人材は結構いるのですが、センターラインを守れる人材が少ない印象です。特にセカンド、ショートが少なく、ここだけマイナーの下位レベルとなってしまっています。キャッチャーのラッセル・マーティン(トロント・ブルージェイズ)を二遊間のどちらかに起用するというチョイスも有り得なくはないですが、投手陣が手薄な中でメジャーでも上位に入るキャッチャーを本来のポジションで起用しないのは収まりが悪いでしょう。

 次に投手陣ですが、やはり厳しい結果が出てきました。控えのほとんどがマイナーリーガーなので、プロ野球のレベルで戦えるかというと厳しそうな気がします。過去カナダ代表のWBCでの平均失点は7.45。投手陣が頑張らないと、どうしようもなさそうです。


カナダ代表はプロ野球で何勝できるレベルか?

 結果は以下の通りです。

 もう少しピッチャーが良ければ、日本のプロ野球でも戦えるでしょうけど・・・。ちょっと厳しいですね。


以上、今回も当サイトをご覧いただきありがとうございます。


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