|予選通過の鍵は打力強化
前回WBCでは”死のグループ”に入ってしまったニカラグア代表。次回本戦出場権がかかった逆天王山のイスラエル戦を落としてしまい、2026年大会は予選からのスタートとなった。前回大会では強豪が相手だったこともあり僅か4得点で大会を去ったが、WBC予選でも格下相手以外には接戦だったことを振り返ると、もう少し打力(特に長打力)を強化した上で予選に臨みたいところだ。しかし、メジャーデビューが狙える有望株の中にパワーヒッターが少ないのが悩みどころで、対策としてM・ビエントスなどニカラグア系アメリカン人選手の招集に注目したい。
ロナルド・メドラーノ(SP/リエレロス・デ・アグアスカリエンテス(MEX))Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBCニカラグア代表。’22年にニカラグアWLで活躍し、その活躍が認められスペインリーグ(SBL)に移籍。'22WBC予選ではスペイン代表としても出場。キャリアの後半で才能が開花した投手。’23WBCではイスラエル戦に先発し何とか2回無失点に抑えた。
オスマン・グティエレス(SP/サラペロス・デ・サルティージョ(MEX)) Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'16年WBC予選、'21年東京五輪アメリカ予選ニカラグア代表。’23WBCではイスラエル戦、ベネズエラ戦に登板。イスラエル戦では死球でピンチを広げたが、後続の頑張りもあり無失点で大会を終えた。2025年はメキシカンリーグでプレイ予定。
JC・ラミレス(SP/FA)Baseball-Reference Fangraphs Baseball-Savant
'23年WBC、’12年WBC予選ニカラグア代表。メジャー歴6年。メジャーリリース後は台湾,メキシコ,ベネズエラなど各国でプレイ。メジャー時代と比べて球速もかなり落ちているが現在も先発投手として活躍。2024年はメキシカンリーグで14先発を熟した。変化球はカーブ、スライダーなど持ち球は多彩。
レオナルド・クロフォード(SP/ダントス)Baseball-Reference Fangraphs
'23WBC、’16年WBC予選、’23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。あの手この手で投球タイミングをずらしてくる変則サウスポー。同国代表の常連メンバーで、地域大会では先発の軸だが、WBCやWBC予選等では第二先発的な起用が期待される。
フィデンシオ・フローレス(SP/レオン)Baseball-Reference Fangraphs
'23WBC、’16年WBC予選、’18年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。'23年WBCではプエルトリコ戦,ドミニカ共和国戦に登板。基本シンカー,4シームが主体だが、スークウォーターからカーブやチェンジアップなど様々な変化球を投げる。
カルロス・テラー(RP/レオン)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'13,'16年WBC予選、’21年東京五輪米大陸予選、'15年パンアメリカン競技大会、'14年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。同国代表を代表するベテラン軟投派サウスポー。’23WBCイスラエル戦ではピンチを切り抜けこうリリーフ。雄叫びを上げるシーンが印象的。
ディルマー・メヒア(SP/レオン)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'16年WBC予選、’21年東京五輪米大陸予選ニカラグア代表。'23年にはイタリア・セリエAでもプレイし15先発で防御率1.91の活躍。'24年は地元でプレイし、国内選手権(Pomares)でも22先発で防御率2.24。’24-25のWLでは8先発防御率4.45と苦戦。
ヘスス・ガヒード(SP/ティグレス・デ・チナンデガ)Baseball-Reference
'22WBC予選、'19年パンアメリカン競技大会、’23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。WBC予選に登板し出場権獲得に貢献したが、残念ながら本戦メンバーには選出されなかった。ニカラグア国内の野球選手権(Pomares)では24先発も、WLではリリーフ起用中心。
ケンワード・バートン(SP/カリブ・スール)Baseball-Reference
ニカラグア国内の野球選手権(Pomares)で毎年20先発以上をマーク。2024年はニカラグアウィンターリーグのオールスターにも選出された。打たせて捕るタイプでゴロアウトの割合が高い。
アクセル・ザパタ(SP/ティグレス・デ・チナンデガ)Baseball-Reference
’24年U-23W杯ニカラグア代表。同大会では南ア戦とプエルトリコ戦に先発し、計11回2失点と先発投手しての仕事を果たした。制球で勝負するタイプ。’24年12月には同国ウィンターリーグのオールスター戦国内選抜チームの先発投手にも抜擢された。
アンヘル・オバンドー(SP/ダントス)Baseball-Reference Fangraphs
'17年U-18W杯ニカラグア代表。’18-19年シーズンにヤンキースのルーキー級でプレイしたが、制球に難ありリリース。現在は母国でプレイ。’24年は同国ウィンターリーグのオールスター戦にも出場した。
イエリス・ゴンザレス(RP/ブルマス・デ・ヒノテガ)Baseball-Reference
2023-24年シーズンのカリビアンシリーズにニカラグア代表として出場。同大会では2試合4回に投げ自責点2だった。奪三振率は高い方ではないが制球も良い訳でもないが、先発リリーフと様々にこなせる便利屋感あり。
ブライアン・トーレス(RP/レオン)Baseball-Reference Fangrapsh
'23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。奪三振が獲れるタイプではないが、制球は比較的安定している若手投手。'24年には母国WLのオールスターにも選出された。
エルネスト・グラスゴン(RP/カリブ・ノルテ)Baseball-Reference
'18年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。アーム投げのようなフォームだが、制球に課題があるタイプで四死球が多い。'24年5月の国内選手権(Pomares)ではノーヒットノーランを達成した。
ジョナサン・ロアイシガ(RP/ニューヨーク・ヤンキース)Baseball-Reference Fangraphs Baseball-Savant
'23年WBC、'16年WBC予選ニカラグア代表。ヤンキースの主力リリーバー。'23WBCではチームでNo.1の投手だったがまさかの炎上。2023年シーズンは怪我に苦しみ、2024年もシーズン早々に手術となった。本来は100マイル近い高速シンカーとカーブ,チェンジアップが武器。
エラスモ・ラミレス(RP/FA)Baseball-Reference Fangraphs Baseball-Savant
'23年WBC、'16年WBC予選ニカラグア代表。メジャー歴12年のベテラン投手。’23WBCではベネズエラ戦に先発し3回無失点に抑える活躍。球速も大きく衰えておらず、次回大会でも戦力として期待される。’18年には日米野球で来日。
カルロス・フェルナンド・ロドリゲス(SP/ミルウォーキー・ブルワーズ)Baseball-Reference Fangraphs Baseball-Savant
'23年WBCニカラグア代表。’23WBCでは当時1A+級所属ながら初戦のプエルトリコの先発に大抜擢。4回を1失点に抑える好投を見せた。2024年シーズンには念願のメジャーデビューを果たした。ニカラグア代表の先発の柱となることが期待される。
ロドニー・テオピレ(SP/FA)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBCニカラグア代表。'23WBCではベネズエラ戦2番手で登板。打者4人に2つの与四球を与え降板。後続も打たれ逆転を許した。シーズンでも与四球が多く、制球力強化が喫緊の課題。2024年は2Aまで昇格した。C・カスバートの母親側のいとこ。
フェルナンド・ペレス(SP/トロント・ブルージェイズ(1A))Baseball-Reference Fangraphs
ブルージェイズ傘下のプロスペクト。マイナーでは奪三振、与四球とも優秀で、防御率、FIPとも優れた成績をマークしている。将来的のニカラグア代表先発ローテ候補に成長してほしい投手。2024年にはマイナーリーグの球宴All-Star Futures Gameにも出場した。
オスカー・ラヨ(RP/カンザスシティ・ロイヤルズ(1A+)) Baseball-Reference Fangraphs
’21年U-23ニカラグア代表のサウスポー。マイナーでは与四球が非常に少なく防御率も安定している。プロスペクトではないが、この調子でどこまで昇れるか期待したい。
デュケ・エベルト(RP/デトロイト・タイガース(1A)) Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBCニカラグア代表。’23WBCではドミニカ共和国戦にビハインド場面で登板。J・ソト、J・ロドリゲス、R・デバースの3人から三振を奪い、大会後にデトロイトとマイナー契約を結んだ。当時はサクセスストーリーのように語られたが1Aでは苦戦中。
ロニエル・ラウデス(RP/グラナダ)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'17年中米競技大会ニカラグア代表。’24年には5試合だけだがアメリカ独立リーグForntier Leagueでプレイ。同年7月からは国内選手権(Pomares)に戻った。その後ウィンターリーグで防御率0.93と好成績をマーク。
サントス・ジャークイン(SP/インディオス・デ・ボエル)Baseball-Reference
’21年U-23W杯ニカラグア代表。'21年U-23W杯ではWBC経験者も擁するチェコ代表打線を5回無失点に抑える活躍を見せた。国内選手権(Pomares)では高い奪三振率K/9をマークする投手。オーバースローから投じられる速球は88マイル(≒141km/h)程度。
スティーヴェン・クルーズ(RP/ミルウォーキー・ブルワーズ(1A))Baseball-Reference Fangraphs
'23年U-23ニカラグア代表。2023年シーズンまでは先発だったが現在はリリーフに転向。フライボールピッチャー。今後の成長に期待。
メルビン・ノボア(C/サラペロス・デ・サルティージョ(MEX)) Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'17WBC予選、'21年東京五輪アメリカ予選、'23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。’22年はイタリアのネットゥーノでプレイ。基本的には守備型のキャッチャーで、国内WLでは強肩で多くの盗塁を阻止している。
ロドルフォ・ボーン(C/FA)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'23年中米カリブ競技大会、’19年パンアメリカン大会ニカラグア代表。'23WBCでは控え捕手として出場だったが、最終ベネズエラ戦では先発出場し4打数2安打と活躍。
ロナルド・リベラ(C,1B/ティグレス・デ・チナンデガ)Baseball-Reference
'16年U-23W杯ニカラグア代表。2022年9月の強化試合シリーズのホンジュラス戦でフル代表デビュー。打撃が得意系のキャッチャーで、特に出塁率が高い。年下だが実績豊富なM・ノボアやR・ボーンがいるので序列的には控えか代打起用か。
エリアン・ミランダ(1B,3B/ティグレス・デ・チナンデガ)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。'23WBCではDH等で全試合に出場。初戦のプエルトリコ戦では、M・ストローマンから値千金の同点ソロHRを放った。ミドルヒッターで、国内ウィンターリーグでも打撃成績上位に入る。
エマニュエル・トルヒージョ(1B,DH/ティグレス・デ・チナンデガ)Baseball-Reference
'24年U-23W杯ニカラグア代表。国内選手権(Pomares)だけでなく、レベルが高くなる同国のウィンターリーグでも高い長打率をマークしているが、U-23W杯や代表強化試合ではヒットが中々出ず、打力が発揮できていない。
チェスラー・カスバ―ト(3B,1B/カリブ・スール)Baseball-Reference Fangraphs Baseball-Savant
'13WBC予選、'23年WBC、ニカラグア代表。メジャーでは6年プレイ。’23WBCでは全試合4番を務めたが打率.143と役目を果たせず。既にベテランだが、パワーヒッターが少ないニカラグアにとっては、良いコンディションの彼を打線の中軸に添えたい。
エリアン・ラヨ(3B/サンフランシスコ・ジャイアンツ(1A))Baseball-Reference Fangraphs
U-23W杯予選ニカラグア代表。アンダー世代の大会でも代表入りしていて、現在はジャイアンツ傘下でプレイ。打率は高くないが当たればパワーを発揮する。今後の成長に期待。
フレディ・ザモーラ(SS,2B/ミルウォーキー・ブルワーズ(3A))Baseball-Reference Fangraphs
ブルワーズ傘下のプロスペクト。2024年シーズンには3A級まで昇格。長打力はそこまでないが守備面での評価が高い。同名の父親はニカラグア代表の外野手で、1990年代に多くの国際大会に出場している。
スティーブン・レイトン(SS/FA)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'21年東京五輪アメリカ予選ニカラグア代表。'23WBCではショートで全試合先発出場。マイナーでは3A級まで到達も、怪我に悩まされシーズン後にリリース。打撃は得意とは言えず守備での貢献が求められる。
ベンジャミン・アレグリア(SS,3B/ダントス)Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBC、'21年東京五輪アメリカ予選、’19年パンアメリカン大会ニカラグア代表。'23WBCでは第2試合からサードに定着し、打率5割/OPS1.167とチーム1の活躍を見せた。代表チームのサードやショートにはタレントはいるので、基本は控えになる見込み。
ホセ・サウル・オロズコ(SS/マタガルパ)Baseball-Reference
'23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。'23-24年のカリビアンシリーズにもニカラグア代表として出場。B・アレグリアのバックアップとして5試合に出場したノーヒットで終えた。
マーク・ヴィエントス(3B,DH/ニューヨーク・メッツ)Baseball-Reference Fangraphs Baseball-Savant
アメリカ出身だが母親がニカラグア出身で'23WBCでは同国代表入りも報じられていた。出塁率は低いが、ニカラグア代表が求めるパワーヒッター像に当てはまる選手。次回2026年WBCではドミニカ共和国代表入り希望との報道もされたが、ニカラグアとしては何としてもリクルートしたい。
ミルカー・ペレス(3B,1B/シアトル・マリナーズ(1A))Baseball-Reference Fangraphs
'23年WBCニカラグア代表。マリナーズ傘下所属だが1A暮らしが続いている。代表チーム目線では長打力の向上を期待したいところだが、打撃スタッツもあまり変化は見られず。年齢的にもキャリアの分岐点が迫りつつある。
フレドヴィル・チェベス(1B,DH/マサヤ)Baseball-Reference Fangraphs
'23年U-23W杯予選ニカラグア代表。’22年まで所属したレイズ傘下では、最高で1A級までプレイ。E・トルヒージョと同じく、ウィンターリーグでも高い打率,長打率をマークする大型バッター。'24年シーズンはわずか7試合だけだがメキシカンリーグでもプレイした。
ジャクセル・マイエナ(2B/エステリ)Baseball-Reference
’23年中米カリブ競技大会ニカラグア代表。同国の野球選手権(Pomares)では打撃成績上位に来るスラッガー。但し、レベルの上がる同国ウィンターリーグでは打率,長打率が大きく落ちており、上位レベルへの適応が課題。
オマール・メンドーサ(LF,3B/ダントス)Baseball-Reference
’21年U-23W杯ニカラグア代表。2023-24年シーズンのカリビアンシリーズにもニカラグア代表として出場。国内選手権ではOPS9割と高い打力を示しているが、ウィンターリーグや国際試合では一気に成績が落ちるのが懸念点。
ファン・モンテス(CF/FA)Baseball-Reference Fangraphs
'21年東京五輪アメリカ予選、'23年WBC、'23年中米カリブ競技会ニカラグア代表。グアテマラ出身で、'14,'17年中米カリブ海競技大会にはグアテマラ代表としての経験もある。'23WBCでは全試合センターで先発出場。イングリッシュタイプの素敵な口髭がトレードマーク。
クリスティアン・サンドバル(CF,LF/トロス・デ・チョンタレス)Baseball-Reference
'21年U-23W杯ニカラグア代表。2024-25年シーズンの同国ウィンターリーグでは打率.354/OPS .831と好成績をマーク。犠打や盗塁など小技が効かせられるタイプ。もし打線に入るとしたら9番か。強肩。
イスマエル・ムングイア(LF,CF/ニューヨーク・ヤンキース(2A))Baseball-Reference Fangraphs
'17年中米競技大会、'21年東京五輪アメリカ予選ニカラグア代表。2024年はシーズン前に招待選手にも選ばれシーズンは3A級からスタート。メジャー目前まで来ている。三振が少ないタイプで、BB%が年々向上してきている。
ノーランド・ヴェレ(LF/レオン)Baseball-Reference
'21年東京五輪米予選、'23年WBC、19年パンアメリカン大会、’18,'23年中米カリブ競技会ニカラグア代表。’23WBCではレフトで全試合先発出場。現在は夏冬とも国内リーグでプレイ。三振が少ないタイプで、国内では安定して打率3割をマークしている。
サンディ・ベルムンデス(RF/トロス・デ・チョンタレス)Baseball-Reference
'23年WBC、'23年中米カリブ競技会ニカラグア代表。'23WBCではライトのレギュラー格として3試合に先発出場。'23年2月の中米カリブ競技大会中米予選ではオールスターチームの外野手に選出された。アベレージを残すタイプ。
ロジャー・レイトン(RF,LF/インディオス・デ・ボエル)Baseball-Reference Fangraphs
U23W杯予選ニカラグア代表。2024年シーズン前にロイヤルス傘下をリリースされてしまったが、ルーキーリーグでは長打力も発揮しており、まだ若いので今後の返り咲きにも期待したい。
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