野球台湾代表 選手名鑑

|プロスペクト投手の成長に期待

'23年WBCではホームアドバンテージがありながらも混戦のグループAで最下位。次回は予選からのスタートとなった台湾だが、戦力的には本戦出場権獲得は大前提として考えているだろう。課題は防御率 7.20だった投手力。特に先発投手陣は防御率 8.18、与四球率4.91。球数制限もありイニングを稼げず降板を余儀なくされた。しかし、徐若熙、古林睿煬、林昱珉など3年後は主戦力となりそうな若い世代が台頭してきており好材料は多い。

野手はWBC2023年大会の選手がベースになりそうだが、同大会では招集を断られてしまったC・キャロルやS・フェアチャイルドなど、台湾系メジャーリーガーを何とかして招集できれば、WBC本戦時には大幅な戦力アップを図れる可能性はある。

徐若熙/シュー・ルオシー(SP/味全ドラゴンズ)Baseball-Reference

CPBLの三振記録を塗り替える台湾期待のプロスペクト。ストレートは2021年に最速157キロをマーク。但し、これまで怪我との闘いが続いており、平鎮高校時代は右肘クリーニング手術、プロ入り後2020年に肘のクリーニング手術、2022年にはトミー・ジョン手術と、まだフルで活躍できたのは2021年の1シーズンだけ。今後本格的に復帰してピークの状態で2026年WBCを迎えられれば、大会の注目選手の1人になる可能性あり。台湾原住民プユマ族出身。




古林睿煬/グーリン・ルイヤン(SP/統一ライオンズ)Baseball-Reference

母親が台湾原住民のタイヤル族出身。母親の姓が ”古”で父親の姓が"林"の複合姓。プロ入り後はK/BBの値は年々向上している。球種はカーブ、チェンジアップ。ストレートは最速157キロ(2022年)で、2023年の平均球速は約147.7キロ(8.21時点)。徐若熙とは平鎮高校の同級生。2023年アジア大会メンバー。




林昱珉/リン・ユーミン(SP/アリゾナ・ダイヤモンドバックス(2A))Baseball-Reference Fangraphs 

アリゾナのプロスペクト左腕。U-18W杯(’19年)、U-23W杯('21年)台湾代表にどちらも飛び級での選出。速球は90マイル(=145キロ)前後で速い部類ではないが、チェンジアップの評価が高い。2023年シーズンの2Aの成績は苦戦気味だが、今後制球の改善が図られれば台湾代表の先発ローテを支える人材として期待がかかる。尚、両腕には立派な墨が入っておりヤンチャ感が漂う。2023年アジア大会メンバー。アミ族出身。




鄧愷威/テン・カイウェイ(SP/サンフランシスコ・ジャイアンツ(3A))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

ジャイアンツ傘下。2022年シーズンに最速97マイル(≒156キロ)をマーク。2023年WBCでは乱打戦となったパナマ戦に登板。結果は四死球がそれぞれ1つに犠牲バント処理ミスと、良い所なく大会を終えた。力感のない横手に近いスリークオーターのフォームから87マイル(=140キロ)のスライダーを多く投じる。2024年にメジャー初昇格。




劉致榮/リュウ・チージャン(SP/ボストン・レッドソックス(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

2017年のU-18W杯で二刀流で名を馳せた台湾の有望株。2019年アジア野球選手権ではMVPを獲得。プロ入り後は投手に専念。最速99マイル(=159キロ)の速球とスライダーが武器。2023年アジア大会メンバー。台湾原住民パイワン族出身。




陳柏毓/チェン・ボーユン(SP/ピッツバーグ・パイレーツ(1A+))Baseball-Reference    Fangraphs

2019年U-18W杯優勝の優勝投手。高校生ながら同年のアジア選手権にも選ばれた。プロ野球選手の父とバスケ選手の母を両親に持つサラブレット。今後は制球力の向上に期待がかかる。2023年アジア大会メンバー。



鄭浩均/ジェン・ハオジュン(SP/中信ブラザーズ)Baseball-Reference   Fangraphs

世代別の台湾代表を経てドジャース傘下と契約も2021年にリリースされ、翌年アメリカンアソシエーションを経て、CPBL中信と契約。2023年はCPBL奪三振数のランキングで上位に位置している。アミ族出身。




陳仕朋/チェン・スーポン(SP/富邦ガーディアンズ)Baseball-Reference

外国人が占めるCPBLの投手ランキングの中で、名前のあがる数少ない台湾人先発投手の1人。2023年WBCではキューバ戦に先発も、1回1/3を5失点と勝負所の一戦で敗戦投手となってしまった。




黃子鵬/ファン・ズーポン(SP/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

変則サイドアーム。2021年にリリーフから先発に転向し、2022年にはCPBL最優秀防御率を獲得。2023年WBCでは、オランダ戦に先発。2回2/3を失点2で勝利投手となったが、4つの四死球と内容的には良くなかった。奪三振は少なく制球が生命線。




曾仁和/ゾン・レンフー(SP/楽天モンキーズ)Baseball-Reference   Fangraphs

2013年WBC台湾代表。2023年WBCでも台湾代表に呼ばれていたが、背中の炎症のため辞退。2017-18年にメジャーで3試合に登板。2021年にCPBL楽天と契約し国内デビュー。




江少慶/ジャン・シャオチン(SP/富邦ガーディアンズ)Baseball-Reference   Fangraphs

2014年アジア大会、2017年WBC、2019年プレミア12台湾代表。2012~2020年の間マイナー傘下でプレイし最高3Aまで到達したがメジャーデビューには至らず。2021年にCPBL富邦と契約。これまで国際大会では先発の柱として活躍。2023年WBCではイタリア戦に先発し2回2失点だった。アミ族出身。




胡智為/フー・ジーウェイ(SP/統一ライオンズ)Baseball-Reference   Fangraphs

   

2014年アジア大会、2019年Premier12台湾代表。Premier12では日本戦に登板し3回2/3を1失点。2017-18年にレイズで11試合に登板。2021年にCPBL統一と契約。2023年WBCでは初戦のパナマ戦に先発。3回まで無失点に抑えたが4回に失点し降板した。




宋家豪/ソン・チャーホウ(RP/東北楽天ゴールデンイーグルス)Baseball-Reference

2014年以降アジア大会、プレミア12、WBCなど数多くの国際大会に参加。海外で確かな実績を残す台湾代表主力の1人。本格的に1軍で活躍し始めた2017年から安定した成績を残している。2023年シーズンは4シームの球速低下と共にその割合を減らし、武器であるチェンジアップの割合を増やし成績は維持しているが、衰えの兆候は気になる。アミ族出身。




曽峻岳/ツェン・チュンユエ(RP/富邦ガーディアンズ)Baseball-Reference

日本ハムなどNPB7球団が注目しているといわれる台湾注目選手の1人。2021年CPBL新人王。2022,2023年と2回連続でCPBLオールスターにも選出されている。速球の最速157キロ。




張奕/ジャン・イー(RP/台鋼ホークス(練習生))Baseball-Reference

2019年プレミア12ではベネズエラ戦と韓国戦に先発し2勝。同大会のベストナインにも選ばれた。2023年オリックスにFA移籍した森友哉の人的補償として埼玉西武に移籍。しかしオフには戦力外となった。2023年WBCでは台湾代表に呼ばれていたが、右肩炎症のため辞退。台湾原住民タロコ族とアミ族のハーフ。




呂彦青/ルー・イェンチン(RP/中信ブラザーズ)Baseball-Reference

元阪神タイガース所属(1軍出場は無し)。現在は中信ブラザーズのクローザーを務める。世代別含め台湾代表に参加すること多数。2023年WBCではイタリア戦に6回表から登板。2回を無失点に抑え勝利投手となった。




林凱威/リン・カイウェイ(RP/味全ドラゴンズ)Baseball-Reference   Fangraphs

アジア大会台湾代表メンバー。2016年からマイナー傘下や独立リーグAtlantic Leagueでプレイし、2022年に台湾に戻りCPBL味全と契約。台湾代表としては2019年プレミア12でデビュー。ベネズエラ戦、日本戦、豪州戦に登板。アミ族出身。




潘文輝/パン・ウェンフイ(RP/フィラデルフィア・フィリーズ(1A+)) Baseball-Reference   Fangraphs

U-18,U-23と世代別の台湾代表経験のあるフィリーズ傘下のリリーバー。アメリカ行きが決まる前には阪神やオリックスなども興味を示した。速球は150キロ台後半で、ニックネームは「火球王」




陳冠宇/チェン・グァンユウ(RP/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

千葉ロッテなどNPBで7年間プレイ。2021年から台湾楽天モンキーズに所属。WBC、プレミア12など大きな国際大会での経験が豊富。




陳冠偉/チェン・グァンウェイ(PR/味全ドラゴンズ)Baseball-Reference

味全ドラゴンズのクローザー。日本に馴染みのある陳冠宇と一文字違いので間違える人は結構多い気がするが、実は誕生日が1日違い(年齢は6歳差)。




王維中/ワン・ウェイジョン(RP/味全ドラゴンズ)Baseball-Reference   Fangraphs

アメリカ、韓国を経て台湾でプレイするイケメン左腕。メジャーでは3シーズン3球団で47試合に登板。韓国KBOではNCダイノスで25試合に先発。2021年からはCPBL味全ドラゴンズでプレイし、更に2023年シーズンからは救援投手に配置転換した。兄の王躍霖が味全ドラゴンズに移籍となり、兄弟で同じ球団でプレイすることになった。アミ族出身。




呉哲源/ウー・ジェユアン(SP・RP/中信ブラザーズ)Baseball-Reference

2022年から先発に転向。11勝1敗で中信の優勝に大きく貢献した。2023年WBCでは、チーム最多となる6回1/3を投げ1失点と活躍。





王彥程/ワン・イェンチェン(SP/東北楽天ゴールデンイーグルス(育成))Baseball-Reference

2018年にU-18アジア選手権で台湾代表に選出。日本戦で1失点完投で勝利し、その活躍が認められ翌2019年に東北楽天と育成契約。同年開催のU-18W杯でも、日本戦に先発し5回1失点と好投し勝利投手となった。アミ族出身。




沙子宸/シャ・ズーチェン(SP/オークランド・アスレチックス(1A))Baseball-Reference Fangraphs

オークランド傘下。ストレートの最速は148キロ。




林振瑋/リン・チェンウェイ(SP/セントルイス・カーディナルス(1A))Baseball-Reference   Fangraphs

150キロを超える速球を中心に投げる身長201cmの長身右腕。制球はバラつきあり。




張弘稜/チャン・フンラン(SP/ピッツバーグ・パイレーツ(1A))Baseball-Reference Fangraphs

速球は91-93マイル(140キロ台後半)程度。






吉力吉撈・鞏冠/ジリジラウ・コンクアン(C/味全ドラゴンズ)Baseball-Reference   Fangraphs

クリーブランド傘下で最高3Aまでプレイ。2021年から台湾に戻りCPBL味全ドラゴンズでプレイ。2022年は本塁打王のタイトルを獲得した。2023年WBCでは正捕手として、打率.333/OPS 1.095/HR1本と活躍を見せた。台湾原住民パイワン族の出身。




高宇杰/ガオ・ユージェ(C/中信ブラザーズ)Baseball-Reference

2023年WBCにはパナマ戦に先発。試合中盤の6回までにパナマに10点取られてしまったため、高宇杰が下げられ代わり吉力吉撈・鞏冠を代打に出せれてしまいお役御免となった。アミ族出身。




林家正/ライル・リン(C・1B/FA)Baseball-Reference   Fangraphs

2019年MLBドラフト14巡目で指名され、ドラフトで入団した初めての台湾人選手となった。打撃は得意ではなく所属チームでも控えの立ち位置のため正念場感あり。2023年アジア大会で初の台湾代表入り。




宋嘉翔/ソン・ジャシャン(C/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

2022年CPBLドラフトで指名され、プロ1年目の高卒新人ながら台湾楽天の捕手としてバリバリに活躍。将来の代表を担う期待の有望株。強肩で高い盗塁阻止率をマーク。




戴培峰/ダイ・ペイフォン(C/富邦ガーディアンズ)Baseball-Reference

2023年WBCでは代表合宿参加も本戦メンバー入りならず。その悔しさをぶつけるが如く、WBC前の強化試合では台湾代表の宋家豪から代打本塁打を放った。2023年アジア大会にはメンバー入り。


張育成/ジャン・ユーチェン(1B・2B/FA)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

2023年WBC台湾代表の中心人物。メジャーでのシーズンは比較的ショートでの出場機会が多かった。内野全ポジションを守れるが、代表では他にも選手がいるためファースト起用が濃厚。アミ族出身。兄は富邦所属の張進德。




廖健富/リャオ・ジェンフー(1B・DH/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

CPBLデビューの2017年からハイアベレージを残す若手期待の「打てる捕手」。2023年は、股関節と右肩関節唇の怪我のため捕手から一塁にコンバートされたが、相変わらずの高打率をマーク。




范国宸/ファン・クォチェン(1B/富邦ガーディアンズ)Baseball-Reference

2017年アジアプロ野球チャンピオンシップで代表デビュー。2023年WBCでは出場機会に恵まれなかったものの、代打で出場のイタリア戦で貴重な勝ち越しのタイムリーヒットを放ち勝利に貢献。




王柏融/ワン・ボーロン(1B・DH・LF/台鋼ホークス)Baseball-Reference

所属する北海道日本ハムでは苦闘が続き、2023年シーズンは育成契約からのスタートとなった。7月に支配下契約を勝ち取ったが、2024年シーズンからCPBL復帰となった。2軍ではレフト中心に外野も守ってはいるもののUZRの値はマイナスであり、ファースト起用が得策。台湾代表にはファーストにもタレントが多く、次回WBCでは厳しい争いになりそう。




李灝宇/リー・ハオユー(2B,3B/デトロイト・タイガース(1A+)) Baseball-Reference Fangraphs

デトロイト傘下のトッププロスペクト。アンダー世代の頃からその長打力で有名で『台湾怪力男』の異名で知られる。2023年はフィリーズ傘下でプレイも、フィリーズの先発投手でオールスターにも出場したマイケル・ローレンゼン投手とのトレードでタイガースに移籍。メジャー投手との1対1のトレードという事から、そのポテンシャルが如何に評価されているかが分かる。アミ族出身。




林立/リン・リー(2B,3B/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

2019年Permier12で台湾代表デビュー。『台湾の山田哲人』と呼ばれ打撃や走力に優れる。2023年WBCでは全試合2番指名打者で出場。全ての試合で出塁し、打率.467/出塁率.529はチームトップだった。アミ族出身。




陳聖平/チェン・シェンピン(2B,SS/アリゾナ・ダイヤモンドバックス(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

アリゾナ傘下。2021年にU-23W杯で台湾代表に選出。175cmと体格は大きくないが、2023年には2Aに昇格し、少しずつ成長の階段を上がりつつある。アミ族出身。




呉念庭/ウー・ネンティン(3B,2B/全越運動(台湾社会人))Baseball-Reference

プロ入りの2016年から埼玉西武でプレイ。2021年にはファーストを中心に130試合に出場。内外野を守りユーティリティー性を発揮した。2017年アジアプロ野球チャンピオンシップで台湾代表デビュー。2023年WBCでは5番サードでレギュラー出場し打率.333/OPS .978と活躍も、2023年シーズンは1軍出場試合が減ったものの、選球眼は向上しており高いIsoDをマーク。2023年オフ、台湾に戻ることを決意し埼玉西武を退団。




王威晨/ワン・ウェイチェン(3B/中信ブラザーズ)Baseball-Reference

中信のベテランサード。2019年Permier12で代表入り。2023年WBCでは代打でパナマ戦,キューバ戦に出場し3打数1安打。CPBLでは盗塁や守備で多くのタイトルを獲得。2018年オフの侍ジャパンとの強化試合で甲斐拓也との盗塁対決が実現したが、甲斐に軍配があがった。アミ族出身。




林子豪/リン・ズーハオ(3B/統一ライオンズ)Baseball-Reference

U-18台湾代表などを経て、2023年にはアジア大会台湾代表メンバーとしてフル代表入り。CPBL統一ライオンズでは、プロ入りの2021年からサードのレギュラーとして出場。長打力向上が課題か。アミ族出身。




江坤宇/ジャン・コンユ(SS/中信ブラザーズ)Baseball-Reference

U-15,U-18と世代別の台湾代表。2022年シーズンのWAR 6.6は、MVPの林立の5.1を上回りCPBL野手で1位。2023年WBCでは主に9番ショートとしてレギュラー出場。2023年シーズンも走攻守バランスよくハイパフォーマンスを見せており、CPBLでは頭1つ抜けた存在になりつつある。




鄭宗哲/ジャン ゾンジェ(SS,2B/ピッツバーグ・パイレーツ(2A))Baseball-Reference Fangraphs

ピッツバーグ傘下のプロスペクトで、2019年U-18W杯優勝メンバーの1人。2023年WBCでは1番セカンドで全試合で出塁。コロンビアやプエルトリコのウィンターリーグにも参加経験があり、2022年にはコロンビア代表としてカリビアンシリーズにも出場している。パイレーツ時代の筒香からはバットやグローブを貰うなど交流があった。



申皓瑋/シェン・ハオウェイ(LF,CF/富邦ガーディアンズ)Baseball-Reference

2018年アジア大会で台湾代表入り。2023年大会メンバーにも選出されている。UZRはレフトでトップ(8.27時点)で、走塁の指標UBRでも上位にランクイン。打者としては中距離ヒッターで走攻守バランスよい選手。台湾原住民のブヌン族出身。




郭天信/クオ・ティエンシン(CF,RF/味全ドラゴンズ)Baseball-Reference

2023年WBCで台湾フル代表入り。出場機会はキューバ戦での途中出場2打席だけだったが、同年のCPBL味全では、センターの守備で好守を連発。CFのUZRはCPBLでトップ(8.14時点)。C・キャロルやS・フェアチャイルドなど、台湾系メジャーリーガーの招集が成功すると控えに回りそうだがCPBL野手ではトップレベル。




陳傑憲/チェン・ジェシェン(CF/統一ライオンズ)Baseball-Reference

岡山共生高校出身。卒業後は台湾に戻りCPBL統一に入団。2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップを始め、侍ジャパンとの強化試合など台湾代表として活躍。アベレージヒッターで、打率,安打数の部門で毎年上位にランク入りする。元々内野手で2020年からセンターに本格的にコンバート。しかしCF守備は2023年シーズンでUZRマイナスをマークしている。




陳晨威/チェン・チェンウェイ(CF,LF/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

スピードに定評がある台湾楽天のレギュラー中堅手。過去CPBLで盗塁王を獲得。2023年WBCでは代打や守備固めでの起用。盗塁だけでなく守備もよく、2023年シーズンのCFのUZRランクでも上位に位置する。アミ族出身。




成晉/チェン・チン(RF,LF/楽天モンキーズ)Baseball-Reference

2023年WBCで台湾代表デビュー。同大会では出場機会は少なく、ライトでの途中出場が主だった。2023年CPBLでのシーズンは安打数や盗塁の分野で活躍。走塁指標UBRではCPBLトップ(8.12時点)。尚、プロ入り後初本塁打を打った相手は潘威倫。




林安可/リン・アンコー(RF/統一ライオンズ)Baseball-Reference

長打力のある左バッター。2020年シーズンには新人王、打点王、HR王とタイトルラッシュ。母親がアルゼンチン人で、WBC予選を控えるアルゼンチン代表から代表入りオファーがあったが、シーズンに専念する意向から断っている。




コービン・キャロル(OF/アリゾナ・ダイヤモンドバックス)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

メジャーで屈指の5ツールプレイヤー。特に走力に優れ、長打力や守備力も兼ね備える。母親が台湾出身。2023年シーズンはオールスターにも選出され着実にスターの階段を歩みんでいる。WBCではアメリカ代表から声がかかりそうだが、マーカス・ストローマンの例からもわかる通り、アメリカ代表入り後に台湾代表として参戦してくれるかもしれないので、ラブコールを送り続けましょう。




スチュワート・フェアチャイルド(OF/シンシナティ・レッズ)Baseball-Reference Fangraphs   Baseball-Savant

2023年WBCではC・キャロルと同様、台湾代表入りを打診されながらもシーズンへの準備を優先するため辞退。但し、もし次回大会でキャロルと共に代表入りとならば、スピードに優れた強力な外野陣が形成できそうだ。



林子偉/リン・ズーウェイ(SS/楽天モンキーズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

2023年WBCでは3番ライトとして主軸として起用されたが、打率.071/OPS .521と打撃では貢献できなかった。2023年は米国独立リーグAtlantice Leagueでプレイした後、台湾に戻りCPBL楽天モンキーズと契約。台湾原住民のブヌン族出身。


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