プロ野球に参戦したらシリーズ~野球狂国ベネズエラ代表~

今回は南米の強豪ベネズエラ代表です。外国人メジャーリーガーがドミニカ共和国に続いて₂番目に多いベネズエラですが、WBCなど国際大会での存在感は少し停滞気味。国内経済の不況がMLBアカデミーの閉鎖などに影響し、育成面での不安が懸念されますが、ただそれでもホゼ・アルチューベ(ヒューストン・アストロズ)やカルロス・カラスコ(クリーブランド・インディアンズ)のように、未だ優秀なメジャーリーガーを輩出し続けています。ドミニカ共和国同様、WBCでの侍ジャパンとの対戦経験はありませんが、果たしてどの位の実力なのか?ベネズエラ代表ベストメンバーが、日本プロ野球に参戦したら、どんな成績を残すのかシミュレーションしてみました。


全員メジャーリーガー,重量打線&強力投手陣

ドミニカ共和国の時も同様でしたが、ベネズエラ人メジャーリーガーはたくさんいますのでメンバーの選出の仕方は十人十色。なので、なるべく基準を設けるべく、今回もセイバー系総合指標「WAR」を参考に選出しました。

先発投手は昨季18勝のカルロス・カラスコがエース。知名度では、“KING”ことフェリックス・ヘルナンデス(シアトル・マリナーズ)がいますが、昨季の成績が芳しくないため第2先発的な立ち位置で先発しました。彼ら以外では、まだ少し知名度が劣る選手が多いものの、昨季の実績を見て分かる通り、2桁勝った先発投手やレギュラークラスのリリーフが揃っています。また、ヘルマン・マルケス(コロラド・ロッキーズ)やエドゥアルド・ロドリゲス(ボストン・レッドソックス)などの若手から、ジョーリス・チャシーン(ミルウォーキー・ブルワーズ)やヤスメイロ・ペティット(オークランド・アスレチックス)などベテラン勢がいて、バランスの取れた構成となっています。

野手陣は経験豊富なメンツが揃います。有名どころでは、『三冠王』ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)がいますが、昨季不振だったカブレラよりも他の打者の方が侮れません。ワールドシリーズ王者のアストロズからは、ユーティリティープレイヤーのマーウィン・ゴンザレス(ヒューストン・アストロズ)。昨季26本塁打を記録したエウヘニオ・スアレス(シンシナティ・レッズ)が攻撃でのキープレイや―となりそうです。

捕手には、代表常連のサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)やWBCでは負傷のペレスの代わりにマスクを被ったロビンソン・チリノスを押しのけ、若手のウィルソン・コントレラス(シカゴ・カブス)を正捕手に選出しました。アルトゥーベと共に二遊間を守るのは、昨季20HR、25盗塁のエルビス・アンドゥルース(テキサス・レンジャース)。他にも昨季22盗塁のエンダー・インシアテ(アトランタ・ブレーブス)など足のある選手も揃います。


NPB平均を大きく上回る投手&打者陣

早速ですがシミュレーションの結果を見てみましょう。

投手陣はヘクター・ロンドン投手(ヒューストン・アストロズ)を除いて、どの選手もNPB平均FIP 4.03より良い成績を残すという結果がでました。ロンドン投手もほぼNPB平均クラスですので、非常に強力なピッチングスタッフだということが分かります。次に打者です。

やはり、昨季MVPのホゼ・アルチューベのOPSが圧倒的です。セカンドにパワーのある打者が少ないプロ野球の平均OPSと比較すると非常に飛びぬけた存在に見えます。他のメンバーもOPSが8割以上をマークする選手だらけで、アメリカやドミニカ共和国に匹敵する攻撃力を有しています。


プロ野球では優勝できる戦力

彼らがプロ野球で戦った場合の得失点/勝率のシミュレーションです。

得点805点は、昨季のセ・リーグ王者 広島カープの736得点を大きく上回ります。失点536も、Aクラスでも1位2位クラスのチーム成績に相当します。得失点からピタゴラス勝率を駆使して導き出した勝敗は、94勝49敗で勝率66%。これは昨季日本シリーズ王者の福岡ソフトバンクと同じ勝率になります。得点の多さを考えるともう少し勝つような気かしますが、何となくベネズエラ代表の強さは想像できたのではないでしょうか。


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