先週行われた侍ジャパンvsメキシコ代表戦(1勝1敗)の結果をランキングに反映しました。
そして、今回ランキングのポイント計算方法を改定いたしました。以前のランキングでは、実力差のある対戦国同士で何度も試合をした場合、強い方のチームが弱いチームからポイントを荒稼ぎし、実力以上にランキングが上がってしまうという現象が起こりました。2018年11月に、南アフリカ代表がフランス代表を相手に7試合強化試合を行いましたが、実力に勝南アフリカ代表が5勝2敗で勝ち越しました。しかも、南アフリカが勝利した5勝は獲得ポイントが増える5点差以上の勝利でしたため、南アフリカは強豪台湾を上回りランキング12位にランキングアップしました。しかし、南アフリカの実際の実力はWBCの予選大会で敗退する程度のレベルです。
この”荒稼ぎ”問題を改善するため、同じ相手に連勝した場合に得られるポイントが少なくなるようポイント計算方法に補正を加えました。既に1回勝った相手に同じ年の間もう一度勝利した場合、獲得できるポイントは1/2に半減となります。既に2勝している相手に、3回目の勝利を得た場合は獲得ポイントは1/3、3勝済みの相手に勝った場合は1/4、・・・と勝利した回数に応じて獲得ポイントが少なくなります。これは負けた方のチームも同様です。当サイトのランキングは『ポイント交換制』を採用しています。強いチームを相手に何度も対戦し負けが続くと、奪われるポイントは1回目、2回目、・・・と負けのが増える程減っていきます。
今回の計算方法の改定により改めてポイントを計算し直した所、南アフリカは前回の順位12位から今回18位に大幅にランクダウンしました。”18位”ということは、WBC本戦に出場できないレベル(=WBC本戦の出場国は全部で16チーム)になりましたので、実力に近い順位にはなってきました。
今後の課題ですが、WBCでしかフルメンバーが揃わない強豪国はランキングのポイントが変わり難いという問題があります。例えば、カナダ代表やベネズエラ代表などはメジャーリーガーを多く輩出する強豪国で、もっと上位に食い込むだけの実力はあるのですが、WBCでしかベストメンバーが揃い難いという事情があるため、ポイントを増やし難いという課題があります。逆に、第4回WBCで初出場にも関わらず、2次ラウンドまで進出したイスラエル代表は12.07ポイントのまま高止まりしています。これは今後の課題ということで・・・。
以上、今回も当サイトをご覧頂きありがとうございました。
0コメント