【稲葉JAPAN】豪州代表戦メンバー28名を発表 ~打者分析編~

 3/3,3/4にオーストラリア代表と強化試合を行う侍ジャパン(監督: 稲葉篤紀)が、出場メンバー28名を発表しました。東京五輪での金メダル獲得に向けて、これまでの代表常連メンバーに加え、昨年11月に行われたアジアプロ野球チャンピオンシップでも活躍した若手メンバーからも9名選出されました。稲葉監督は「スピード&パワー」というテーマを掲げていますが、今回のメンバーからどのような意図が見えるのか分析してみました。今回は打者編です。

  ※『OPS』については用語集を参照ください。

  ※UT(ユーティリティ)ポジションのNPB平均OPSは、NPB全体の平均OPSを使用。


パワーの課題はファーストとサード

 選出された28名の内,打者は15名。これまでのWBC日本代表の投打構成(投手13名、捕手3名、野手12名)と同じになります。外野手にはビッグネームを揃えています。攻撃の中心になると予想されるのは、筒香嘉智(OF/横浜DeNA)、秋山翔吾(OF/埼玉西武) といった代表経験の豊富な選手です。柳田悠岐(OF/福岡SB)も打線の核となるでしょう。二遊間には広島の菊池・田中のコンビが揃って選出されました。更に今宮健太(SS/福岡SB)、浅村栄斗(2B/埼玉西武)も選出されていて、二遊間の面子は豪華です。

 気になるポジションはファーストとサードです。これまで侍ジャパンのサードは、ベテラン松田宣浩(3B/福岡SB)が守ってきました。ファーストも小久保ジャパンで代表中心メンバーだった中田翔(1B/北海道日本ハム)が、昨季不振に苦しみ今回は代表に選出されていません。ファースト,サードは外国人選手の起用が多いポジションであるため、日本人一塁手/三塁手は他のポジションと比べて手薄な感があります。今回メンバーからは、大山悠輔(IF/阪神)と浅村がファーストとして、西川龍馬(IF/広島),外崎修汰(UT/埼玉西武),大山辺りがサードとして起用が予想されます。ファースト,サードは長打力が求められるポジションですので、この2つのポジションで代表に定着できる選手が出てくるかどうかが、稲葉監督目指す「パワー&スピ―ド」の“パワー”の部分の実現を左右するでしょう。


スピードの中心は西武、広島

次に“スピード”を見てみます。下のグラフは今回の代表メンバーの盗塁数/盗塁死数を表したものです。

 田中広輔の[盗塁35/盗塁死13、成功率73%]が突出していますが、他にも外崎[盗塁23/盗塁死3 成功率88%]など、二桁盗塁を記録している選手は6名もいます。昨季チーム盗塁数が100以上を記録した広島と埼玉西武から多くの選手が選ばれており、稲葉監督がメンバー選びの際に“スピード”を意識したことが伺えます。


以上、当サイトをご覧いただきありがとうございます。次回は『稲葉ジャパン~投手分析編~』です。

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