【侍JAPAN】最新ポジション別WARランキング('19年交流戦前)

6月4日から始まるセ・パ交流戦を前に、ポジション別に日本人選手の活躍をランキングにして見ていきましょう。今シーズンオフには東京オリンピックの予選も兼ねた国際大会Premier12が開催されますので、今季の活躍はその日本代表の代表争いにも影響してきます。ちなみにポジション別ランキングは以前にも特集していますので、是非こちらも参考にしてみてください。そして、今回も各選手の活躍を測る手段として、セイバーメトリクスの指標『WAR』を使って見ていきます。


キーマンは高橋周平?

※WARはDelta HP(https://1point02.jp/op/index.aspx)より。


まず外野から見ていきましょう。選手層の厚いセンターは、代表常連の秋山翔吾(CF/埼玉西武)が1位。2位には今年広島から読売に移籍した丸佳浩(CF/読売)が続きます。センターには他にも西川遥輝(CF/北海道日本ハム)や怪我で治療中の柳田悠岐(CF/福岡ソフトバンク)、阪神のルーキー近本光司(CF/阪神)などがいますが、トップ3までには入っていません。センターは相変わらず人材豊富なポジションと言えます。

ライトは鈴木誠也(RF/広島)がダントツトップ。プロ野球全体でもトップのWAR3.6をマークしています。続いて、今季好調を維持している大田泰示(RF/北海道日本ハム)。そして個人的にお気に入りの平田良介(RF/中日)も3位に位置しています。稲葉体制で活躍している上林誠知(RF/福岡ソフトバンク)は怪我のためまだ活躍できていませんが、復帰後の活躍が期待されます。

レフトのトップは近藤健介(LF/北海道日本ハム)がWAR1.5。続いて吉田正尚(LF/オリックス)や筒香嘉智(LF/横浜DeNA)といった日本の4番候補が並びます。吉田と筒香は左の大砲ですが、守備指標UZRで言うと吉田がワースト2位、筒香がワースト1位なので、できればDHで起用したい所です。そう考えると、近藤健介がシーズン中怪我なく終えて、レフト起用できればベストではないか、と思います。


続いて内野です。まず、最も熾烈なセカンドは山田哲人(2B/東京ヤクルト)がトップで、WAR3.3はプロ野球全体2位です。続いて、今季から楽天に移籍した浅村栄斗(2B/東北楽天)、代表常連の菊池涼介(2B/広島)など有名選手が名を連ねます。

セカンド同様にショートも人材豊富ですが、中でもプロ13年目の坂本勇人(SS/読売)の活躍が目立っています。坂本以下はパ・リーグの選手が続きます。茂木栄五郎(SS/東北楽天)、今宮健太(SS/福岡ソフトバンク)、大城滉二(SS/オリックス)、源田壮亮(SS/埼玉西武)などが続きます。

ファーストは現在、本塁打トップの山川穂高(1B/埼玉西武)が他を圧倒しています。逆に山川選手がもし不在となった場合、その穴は大きくなりそうです。稲葉監督からすれば、岡本和真(1B/読売)が去年並みの活躍をしてくれれば…と考えているのではないでしょうか。

問題はサードです。トップは現在セ・リーグ打率トップの高橋周平(3B/中日)。他に大山悠輔(3B/阪神)、村上宗隆(3B/東京ヤクルト)といった稲葉JAPAN召集経験のあるメンバーが続きます。大山と村上がもう1つ抜けた活躍をすれば、サードの起用は構想が固まりやすいのでしょうが、果たしてどうなるか。レフト候補の近藤健介は所属する日本ハムでサードも守っていますが、守備のことを考えると近藤にはなるべくサードではなくレフトで起用したい所。そのためにも、このまま高橋周平が好調を維持するか、他にも誰かしら若手がサードでしっかり成績を残してくれるとベストでしょうけど、果たしてどうなるか・・・?


最後に捕手は森友哉(C/埼玉西武)が打撃で好調を維持しており、WARキャッチャートップの3.0をマーク。続いて、梅野隆太郎(C/阪神)が続きますが、プロに入ってからは代表召集経験のない梅野が果たして稲葉体制で呼ばれるか評価が気になります。因みに、代表候補筆頭の甲斐拓也(C/福岡ソフトバンク)は4番手のWAR1.1でした。


以上、今回も当サイトをご覧頂きありがとうございました。

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